ココが「○」 |
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・Windows/Android/iOSをスイッチで切り替え |
・ラバー仕上げの外装で上質なデザイン |
・キーピッチ/ストロークはまずまず |
ココが「×」 |
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・モバイルキーボードとしてはやや重い |
・ファンクションキーが欲しかった |
日本マイクロソフトの「Universal Mobile Keyboard」がいよいよ本日、3月6日に発売される。
すでに北米では発売済みの製品だが、国内販売されるモデルは65キーではなく日本語68キー。タブレットやファブレット用として手軽に使えるモバイルキーボードを探している人の中には、同製品に注目していた方も多いだろう。
Universal Mobile Keyboardの概要を説明すると、同製品は“マルチOS”対応をうたうBluetooth接続のキーボードで、本体右奥にWindows/Android/iPad、iPhoneと印字されたスライドスイッチを備え、ロゴごとにそれぞれ1台ずつデバイスをペアリングできるのが特徴だ。簡単に言えば、Windows搭載タブレットでオフィス文書を作成しているときに、iPhoneでキー入力したくなっても、スイッチを切り替えるだけでiPhone用キーボードに変わるのでペアリングをし直す手間がない。
また、Android/iOSに接続したキーボードは英字配列として認識されてしまうが、この場合はグレーの丸で囲まれた英字配列の刻印が適用されるため、見た目通りに入力できるのもポイントだ。
ちなみに、スイッチに書かれたOS以外のデバイスをペアリングすることもできる(つまり、Windowsロゴの場所にiPhone、AndroidロゴにiPadなど)。ただしこの場合、スイッチごとにキーバインドが変更されているため、一部のキーが使えなくなる点に注意したい。
OS切り替えスイッチごとに挙動を変えるのは、Home、Alt、左Ctrl、Esc、Cmd、Fnキーなどで、例えば、WindowsタブレットをWindowsスイッチで、iPadをiOSスイッチでペアリングした場合、HomeボタンはそれぞれWindowsならWindowsキー、iOSならHomeボタンとして機能するが、スイッチ位置と接続デバイスのOSが対応していない場合はHomeキーが利用できなくなる。
また、日本語入力は半角/全角キーの代わりに、スペース両脇の英数キーとカタカナ/ひらがな/ローマ字キーで切り替える仕様になっているが、OSとスイッチが対応していない場合はこれらのキーもきかなくなる(iOSはCmd+スペースの言語切り替えも無効になるが、Fn+スペースで切り替えは可能)。所持しているデバイスがすべてiOSだけ、という状況でもない限り、スイッチに対応したデバイスをペアリングするほうが混乱が少ない。
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