米Googleは3月9日(現地時間)、スマートフォンOSのAndroidの安定版をバージョン5.1にアップデートしたと発表した。同日から“ローリングアウト”するとしている。
安定性やバグ修正が中心のアップデートで、コードネームはLollipopのままだ。主な新機能は以下の4点。
「Device Protection」は、紛失あるいは盗難に遭った端末が第三者によって出荷時設定にリセットされても、持ち主のGoogleカウントでサインインしないとロック解除できなくする機能。
この機能は、Nexus 6およびNexus 9と、Android 5.1搭載状態で出荷される端末で利用できる。
昨年9月にGoogleが発表した「Android One」のような、主に新興国市場で普及している複数SIMカード対応端末で、簡単にSIMを切り替えられるようになる。SIMカードごとに色を割り当てておけるので、どのSIMで電話をかけようとしているのかなどが分かるようになっている。
Android 5.1搭載端末同士の通話では、「HD Voice」で高品質でクリアな音声になるとしている。
画面の上から下へのスワイプで表示するクイック設定メニューで、Wi-FiおよびBluetoothの切り替えができるようになる。
現在は、例えばWi-Fiの接続先を変更する場合、Wi-Fiのアイコンをタップして接続先リストに移動し、そこで接続先をタップする必要があるが、新機能ではクイック設定画面のアイコンの下の「Wi-Fi」や「Bluetooth」という文字の右横に[▼]が表示されるようになり、このプルダウンメニューから変更先を選択できる。
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