「写ルンです」にはスマホカメラにはない“緊張感”があった

» 2016年08月06日 06時00分 公開
[斎藤充博ITmedia]
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コンピュータ・メモリーズ

ライター:斎藤充博

斎藤充博

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連載:コンピュータ・メモリーズ

1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきたガジェットの超個人的な思い出をマンガで振り返ります。



「写ルンです」の残りフィルム枚数に翻弄されていたあの頃

 今やスマートフォンで写真を撮るのが全盛の時代。しかしぼくが小さかった頃は、当然そんな物はありません。

 そこで活躍していたのは「写ルンです」。何の設定も必要なくて、シャッターを押すだけで本当に写ります。おでかけの時にはみんな持っていきましたし、行楽地には自動販売機もありました。

 弱点は枚数制限。「レンズ付きフィルム」という構造なので、フィルム交換ができません。

 設定の必要ないカメラだけに「残フィルム枚数」だけを意識して、ついついヘンなことをしてしまった思い出があります。

 今思うと「写ルンです」って名前がそもそもすごいですよね。社内でレンズ付きカメラの試作品を役員に見せたときに「本当に写るのか?」と言われてしまい、とっさに「写るんです!」と答えたのがきっかけだったそうです。

 最近「写ルンです」は若い人を中心にリバイバルしています。Twitterのハッシュタグ#写ルンですを見ると大量の写真がアップされています。今の写真のはずなのに、どれも懐かしい昭和の雰囲気。写ルンですの画質を見るだけで懐かしさを感じるのっても、なんかちょっとヘンですけれども……。

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