スマートランニングで人生変わった話(1/2 ページ)

» 2017年05月09日 15時17分 公開
[らいらITmedia]

 最近の私はリア充です。休日は早朝に起き、朝7時に皇居近くのランナーズステーションに到着。友人と合流しスムージーを飲んだら、キラキラと朝日が差し込むなか、1時間ほどランニングをします。

皇居周囲のランニングコースは1周5km。多くのランナーが思い思いのペースでランニングを楽しんでいます

 走り終わるころには市民ランナーと観光客で桜田門付近は賑やかに。深呼吸して朝の澄んだ空気を味わったら、ランステに戻りシャワーを浴びます。近くのカフェで友人と野菜いっぱいのブランチを食べると、身も心も栄養で満たされていくのが分かります。

こちらは駒沢オリンピック公園でランニングしたあとに寄った公園近くのカフェ。走ったあとに友人と食べるごはんは普段の何倍も美味しく感じられます

 帰宅しても、時計は昼12時を回ったころ。以前ならばようやく布団から起き出す時間帯でした。同じ24時間でも1日がとても長く感じられ、充足感がまったく違います。

 ランニングを始めてたった2カ月で、私の生活は一変しました。食べすぎてもあまり太らなくなったので、お菓子や量の多い食事に罪悪感を抱くことがなくなり、食べること自体が楽しくなりました。

 早起きが習慣化したことで夜更かしが減り、肌荒れも改善。ランニング中は俯瞰(ふかん)で物事を考えられるので、メンタルヘルスにも効果的です。考えが整理され、くよくよ悩むことがなくなりました。世界のエグゼクティブが起床後のランニングを習慣にしていることは有名ですが、ここまで毎日に変化が起きるとは想像以上でした。もっと早く始めればよかった!

ゴールデンウィークは千葉で開催されたマラソン大会に初挑戦し、12kmを完走しました。子どものころは学校のマラソン大会が大嫌いで、近所の2〜3キロを走るのもきつかったのに、今はお金を払って走りに行っているだなんて自分でも信じられません

 実は今まで幾度となく、早起きやランニングの習慣化を試みていましたが、今までの私は三日坊主で挫折ばかりでした。今回続いている理由はただ1つ、楽しいから! 目標を設定してストイックに取り組むのではなく、走ること自体に楽しみを見いだせれば、誰でもランニングを続けられるようになります。

ランニングアプリ「Nike+ Run Club」

 私の場合、ランニングの楽しさを作る要素は3つ。一緒にランニングする友人、スマートウォッチの「Apple Watch Series 2」、ランニングアプリ「Nike+ Run Club」でした。

 ランニングの流れは、まずApple WatchでNike+ Run Clubアプリを立ち上げ、目標を設定し「START」をタップ。カウントダウンののち、走り始めます。

皇居ランもApple Watch Series 2の「Nike+ Run Club」で記録。数あるランニングアプリの中からこのアプリを選んだ理由は、デザインが私好みだったから

Apple Watch Series 2はGPSを内蔵しているので、iPhoneを持たずに身軽な格好で走ることができます。ということになっていますが、Nikeのアプリが不安定でたまに落ちるため、ランデータを確実に残せるよう念のためiPhoneは身につけています。ランニング中に花の写真も撮りたいですし。

四季折々の花を写真に残すのも皇居ランの楽しみの1つ。もしアプリが落ちてしまってもあとでデータは編集できるので、近所をランニングするときは割り切ってApple Watchだけで走りに行きます

 ランニング中は走行距離とタイムを手元でさっと確認できるので、わざわざ立ち止まってiPhoneを取り出す手間もなく、ペースを維持したまま快適に走ることができます。

ビジュアルで平均ペースや高低差をチェック。いくつかランニングアプリを使いましたが、データの細かさは「Runtastic」の方が上。好みに合わせてアプリを使い分けるのがおすすめ

 走り終わったらWatchの画面をタップしランニングの記録を停止。ランデータが同期され、iPhoneからも平均ペースや消費カロリー、Watchで計測した心拍数などが確認できます。

走り終わった後のSNSへのシェアも忘れずに。Nkeのアプリでコラージュすればランデータも写真と一緒に残せます

皇居のランニングコースや公園は信号がありませんが、近所を走るときの信号待ちでは、Apple Watchが動きを感知し、自動的に記録を一時停止します。途中で息切れしたら、Suica対応の自販機にWatchをかざしてドリンクを購入。これぞスマートランニングだと毎回ニヤニヤしながら使っています。こういう小さな楽しみって大事。

SuicaをWatchに登録しておけば、自販機のリーダーにWatchをタッチするだけでドリンクを買えます

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