エプソンが最新プリントヘッドの新工場を竣工 「PrecisionCore」構成チップの生産能力を約3倍に拡大

» 2018年07月09日 17時42分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンは、2016年から建設を進めていた長野県の広丘事業所内の新工場が竣工したと発表した。同工場では最新プリントヘッド「PrecisionCore」の構成部品であるプリントチップの生産が行われる。

広丘事業所内に建設された新工場(9号館)

 PrecisionCoreは、電圧で収縮するピエゾ素子の動きを利用してインク滴を吐出するマイクロピエゾ技術を用い、ノズル1つ1つを制御して10億分の7g程度の微細なインク滴を1秒間に5万発噴射できる最新世代のプリントヘッド。これまでPrecisionCoreプリントチップは長野県諏訪南事業所で生産されていたが、広丘事業所の新工場により2拠点体制となる。新工場は2018年内に稼働する予定で、チップ生産量を約3倍に拡大する計画。

広丘事業所の全景
記事初出時、広丘の地名を誤って記載していました。おわびして訂正いたします(訂正:2018年7月10日15時10分)


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