Core i9登場も供給不足のIntel、Ryzenとの微妙なバランスが続く古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2018年11月05日 13時05分 公開

Core i品不足でRyzenじわじわ好調も、「薄氷で引き受けている状態」

 Core i9-9900K発売の直前、ASUSTeKのZ390ハイエンドマザー「ROG MAXIMUS XI EXTREME」も登場している。税込み価格は6万円前後。2.5GbE対応のAquantia製チップとIntelのGbEチップを両搭載し、PCIe x4接続のM.2スロットを4基備えるハイスペックな仕様だ。指名買いの多いモデルながら、前述のようにCore i9-9900Kは極端な品薄な上に単品買いが多い事情もあり、「狙っているけど手出しを待っている人がいる感じです」(某ショップ)と話す。

ASUSTeK「ROG MAXIMUS XI EXTREME」

 その一方で、時勢に乗って売れそうと複数のショップに目されているのがGIGABYTEのB450マザー「B450 AORUS ELITE」だ。同社のゲーミングブランド「AORUS」に属しながら、税込み1万2000円弱の価格となっている。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Core iシリーズの供給不足からじわじわとRyzen人気が高まっていますからね。この価格帯でGIGABYTEのゲーミングマザーが買えるというのは魅力的でしょう」と語っていた。

GIGABYTE「B450 AORUS ELITE」

 Core i9とCore i7が登場しても、夏から続くCore i5以下の品薄状況は改善の見込みがない。代替の選択肢としてAMDのRyzenが注目を集めるようになり、週を追うごとに存在感が増してきている。

 パソコンSHOPアークは「Core i5以下の代替モデルがたくさんありますし、いまのところラインアップは全部潤沢ですからね。品質の評価も十分。ひと昔よりのAMDよりも格段に移行しやすくなっていると思います」と話す。

 ただ、この流れもミドルクラス以下のCore iシリーズを求めるニーズの行き場を埋める支流の1つでしかない。

 別のショップは冷静にこう話していた。「Core iシリーズが品切れしている分が全てRyzenに流れたら、たぶんあっという間に街中で在庫切れになります。元の状態でCore i対Ryzenは7対3程度の売れ行きですから、Ryzenの在庫もそれなりなのです。いまは一部のニーズがRyzenに流れている状況で、Ryzen的にも良い状況ですが、流れが一段太くなるともう薄氷が割れるでしょう。とにかく危ういバランスがずっと続いている感じです」

パソコンSHOPアークのCPU価格表。Ryzenの在庫に穴はない

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