2018年に買って使ってグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(2/5 ページ)

» 2018年12月21日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

ドキュメントリーダー部門:Onyx「BOOX Note」

 こちらの製品も広い意味ではタブレットに属するのだが、先程のiPad Proとは異なる、ドキュメントリーダー寄りの製品として、Onyxの「BOOX Note」も挙げておきたい。

 これはE Ink電子ペーパーを採用したタブレットなのだが、KindleやKoboのような電子書籍専用モデルではなく、Androidを搭載した汎用端末であることが特徴だ。Google Playから自由にアプリを選んでインストールできるので、KindleやKobo以外の電子書籍アプリはもちろん、さまざまなAndroidアプリを導入可能だ。

 画面サイズはiPadに匹敵する10.3型で、コミックの見開き表示や、PDFファイルの全画面表示のほか、付属のスタイラスを使ってノートを取る用途にも適している。本体を横向きにして見開きの左側にPDFを表示し、右側に手書きでメモを記入するというトリッキーな利用も行える。

 レスポンスも(あくまでE Inkとしてはだが)高速で、電子書籍を読むのにもストレスがない他、メモを取る時もそこそこ速記しても、フリーハンドで描いた線がきちんと追従する。筆者はドキュメントリーダーとして購入したのだが、最近はもっぱら打ち合わせで使うノートデバイスとして活用している。

 ネックとなるのは価格で、スタイラスやカバーが標準で付属するとはいえ、5万4800円(筆者購入時)という本製品の価格は、廉価版の9.7型iPadでもペン入力が可能になった今、購入にはちょっとした思い切りが必要だ。その一方、メモリの容量を減らした本製品のエントリーモデル「BOOX Note S」はパフォーマンスに難があったことからして、これよりも下になると実用性が乏しくなるのも事実。この価格を許容できるかが、1つのポイントになるだろう。

 メーカーのOnyxは、かなり早いサイクルでモデルチェンジを繰り返す傾向があり、値下がりを待っていると該当モデル自体が終息してしまうこともしばしばだ。また国内向けに技適を取得したモデルとそうでないモデルがあり、購入にあたってはそのあたりも気をつける必要がある。とはいえニーズがあるのは確実で、事実、新製品の開発には積極的なようだ。2019年以降の新製品の展開にも期待したい。

iPad Pro Onyx「BOOX Note」の外観。画面こそE Inkだが中身はAndroid 6.0のタブレットだ。解像度は1872×1404ピクセル(227ppi)と十分にある
iPad Pro 11型iPad Pro(右)との比較。ボディーサイズはほぼ同じだが、約325gの本製品の方が150g前後も軽い
iPad Pro Google Playも利用できる。アプリ別の相性は皆無というわけではないが、apkからではなく公式にインストール可能なのは安心感がある
iPad Pro 付属スタイラスを使って筆記にも対応する。走り書きをした場合でも追従性は非常に高い。ノートのデザインも多数用意されている

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