秀丸エディタが11年8カ月ぶりにメジャーバージョンアップ、標準エンコードにUTF-8を選択可能に

» 2021年12月02日 00時00分 公開
[ITmedia]

 サイトー企画は11月25日、多機能テキストエディタ「秀丸エディタ」の最新版となるバージョン9.00の提供を始めた。2010年3月30日にバージョン8.00を公開して以来、およそ11年8カ月ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 今回のバージョンアップでは、対応OSをWindows XP以降とした他、標準エンコードとしてShift-JISだけでなく、新たにUTF-8を選べるようになった。

カスタムインストールを選ぶ インストール時に「カスタムインストール」を選ぶと、標準エンコードを選択する画面が出てくる

 また機能面では、.editorconfigファイルに対応した。このファイルはプログラムのソースコードを記述する際に使用するもので、インデントの幅やエンコード、改行コードなどを指定するファイルを「.editorconfig」という名称でフォルダに保存して使用する。

 そのフォルダー内に保存したソースコードのファイルを開くと、秀丸が同一フォルダー内にある.editorconfigファイルを検出する。後は秀丸の指示通りクリックしていけば、インデントの幅などの設定を反映させることができる。このような部分を統一することで、チームで開発する際にも、ソースコードの書式を統一できる。

.editorconfigファイルを検出したところ .editorconfigファイルを検出したところ

 さらに、Windows OSの「ダークモード」に対応した。OSのモードに合わせて白い背景と黒い背景を切り替える。

「ダークモード」にも対応した 「ダークモード」にも対応した

 「秀丸エディタ」はシェアウェアで、価格は税込み4400円だ。サイトー企画のWebサイトからダウンロードでき、Windows 10/11環境ならMicrosoft Storeから購入することも可能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月27日 更新
  1. マウスコンピューターがPC全製品の受注を停止 法人向けPC「Mouse Pro」も購入不可能に 販売再開は2026年1月5日から順次 (2025年12月26日)
  2. そのアプリ、本当に安全ですか? スマホ新法で解禁された「外部ストア」と「独自決済」に潜むリスク (2025年12月26日)
  3. さらばWindows 10、ようこそ“画面付き”パーツ 古参も新規もアキバに集った2025年を振り返る (2025年12月26日)
  4. 25Gbpsインターネット時代の“モンスターマシン” ミニワークステーション「Minisforum MS-02 Ultra」を試す (2025年12月25日)
  5. Ryzen 7×GeForce RTX 5050 Laptop GPUの「ASUS TUF Gaming A16 FA608UH」がセールで16万9800円に (2025年12月25日)
  6. HHKB Studio専用の「木製」「アルミ製」キートップが登場 PFUダイレクトで1月5日発売 (2025年12月25日)
  7. 「買うならお早めに」が悲痛な叫びに変わった年末 猛暑の後に“価格高騰”の寒波が襲った2025年PCパーツ街 (2025年12月25日)
  8. 「テクノロジーが前面に出すぎていた」――アイロボットジャパン新社長が語る、ルンバ復権への“原点回帰” (2025年12月25日)
  9. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  10. ソースネクストが8万9800円(期間限定で7万4800円)の「Windows 11 Pro 15.6インチノート型PC 1TB」を販売開始――ストレージ容量を倍増 (2025年12月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー