表示には約2.5型のmicro-OLEDパネルを使い、両眼合計5K、37PPDの「5K Infinite Display」を採用する。片眼の解像度は2412×2288ピクセルで、リフレッシュレートは最大120Hzだ。37PPDは、視野角1度当たりに37画素を表示するという意味だ。
ピーク輝度は500ニトで、Dolby Visionに対応する。正式発表時のファクトシートによると、FOVは水平70度×垂直66度と、視野の広さは控えめだ。Metaは、映像を楽しむ際には対角84型相当の大画面体験が得られると説明している。
Vision Proほどの解像感はないものの、OLEDの見え味はよい。周囲の見え方やハンドジェスチャーによる操作を合わせると、Vision Proに近いMR体験を、ずっとカジュアルに楽しめる。デモでのパフォーマンスも十分に高く、技術の進歩を強く感じた。
価格と軽さ、Questのソフトウェア資産まで考えると、一般ユーザーが購入して日々使うMRデバイスとして、かなり有力な選択肢になりそうだ。
バッテリー持続時間は、高解像度メディアの連続再生で最大3時間だ。45Wの急速充電に対応し、充電しながらの利用も可能という。PC作業での実際の持続時間は製品版で確かめたいが、出先で作業するだけでなく、移動中に映画を楽しむ使い方も考えたくなる。
その場合、私はオプションのライトシェードを組み合わせたい。周囲の光を遮れば、OLEDの黒やコントラストをより楽しめるはずだ。事前デモでは実物の紹介はなかったが、ライトシェードに加え、後頭部まで回して装着を安定させるヘッドバンドも用意される見込みという。いずれも現時点では付属品ではなく、必要に応じて追加するオプションとなる。
画質は良好で、ライトシェードさえ装着すれば、劇場に近い体験ができるはずだ。3D映画対応の配信プラットフォームなら、3D映画を3Dのまま楽しめる。
日本で仮に20万円前後になるなら、私は仕事にも映像にも使う機器として購入を検討したい。自宅で使う以上に、出先の限られた作業環境を広げてくれることが魅力だ。
2027年春の製品版では、自分に合った補正レンズを入れ、実際の原稿執筆や資料の読み込みに使ってみたい。外出先で使うなら、光学シースルーのARグラス型が中心になると思っていた。しかし、この軽さと快適さなら、MR型デバイスを持ち出す機会も増えそうだ。発売までまだ時間はあるが、久しぶりに登場を心待ちにしたくなる製品だ。
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