INMO GO3の魅力の1つに、充実したオプション品が挙げられる。別売の「INMO GO3 操作リング」(1万7800円)を使えば、タップ、スワイプ、長押しといったジェスチャーでスマートグラス本体を操作できる。右手がやや不自由な筆者にとっても、左手にリングを装着することで非常にスムーズに操作できた。
リングサイズはJIS 23号相当のMと、JIS 27号相当のLサイズが用意されている。女性の手にはやや大きめのサイズ感だが、親指に装着するなどの工夫次第で活用できそうだ。
ただし、今回の検証環境ではリングコントローラーの動作が不安定だった。Bluetooth接続時にiOS上でソフトウェアキーボードが表示されなくなる不具合が発生したため、最終的に使用を断念した。周囲に操作していることを悟られにくいなどメリットが大きいだけに、動作の安定性が確保されれば必須の周辺機器になり得るだろう。
なお、その他のオプションとして、マグネットで容易に着脱できるクリップオンサングラス(5500円)も用意されている。
発売直後の短期間ではあるが、INMO GO3を実際に試した。一見すると普通のメガネと見分けがつかないデザインに加え、交換式バッテリーと充電ケースを組み合わせた運用スタイルは非常に魅力的だ。また、翻訳機能やナビゲーション機能の完成度も高く、スマートグラスに求められる基本性能をしっかりと満たしている。
しかし、ソフトウェアの完成度が不十分なままリリースされたという印象を受ける部分も散見された。特にカメラで撮影した画像とAIや翻訳機能を連携できない点は致命的だ。既に競合のRokidが実現している機能であり、公式サイトにも記載がある以上、早期の機能実装が望まれる。また、AIを音声で起動するウェイクワード機能も未対応であり、こちらも早急に改善されるべきだ。
先行するEven RealitiesやRokidは、既にサードパーティー製アプリを追加できるストア機能まで展開しており、後発製品としては厳しい状況だ。ソフトウェア環境の早急な整備が強く求められる。
また、グラス本体の重量が約58gと、先行する競合2社と比較してやや重い点も注意が必要だ。長時間連続して装着した場合、鼻や耳への負担になる可能性がある。ただし、バッテリーがテンプル後方に配置されているためバランスが良く、短時間の試用ではそこまで重さを感じなかった。
交換式バッテリーシステムや、自身の発言までカバーする会話翻訳機能など、独自の魅力的なアプローチを結実させている製品であることは間違いない。だからこそ、今後のファームウェアアップデートによって未実装の主要機能が整い、システムが安定した段階で、ぜひ改めて評価してみたい1台だ。
約58gのAIスマートグラス「INMO GO3」日本初上陸 累計販売トップブランドのビジョンは
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