処理性能も向上している。プロセッサは1.7GHz駆動のクアッドコアで、ストレージは8GBだ。Amazonは4K Selectに比べて高速化を図ったとしており、アプリの起動が35%以上、コンテンツの再生開始が約20%速くなったという。毎日使う機器だけに、待ち時間が減るのはうれしいポイントだ。
通信面ではWi-Fi 6に対応した。4K SelectはWi-Fi 5にとどまっていたので、家族が同時にネットを使うような環境でも4K動画を安定して視聴しやすくなる。
付属リモコンも新デザインの「Fire TVリモコン」に変わった。表面を平らに、裏面をゆるやかに膨らませた形状で、手探りでも向きが分かりやすい。ホームボタンは再生アルミニウム製のオレンジ色のドーム型になり、これまで上位リモコン「Alexa対応音声認識リモコンPro」にしかなかった「カスタムボタン」も追加された。好みのアプリをワンプッシュで起動できる。
一方、2023年発売の第2世代Fire TV Stick 4Kと比べると、トレードオフもある。新モデルが対応するHDR規格はHDR10、HDR10+、HLGで、Dolby VisionとDolby Atmosには非対応だ。これらは上位モデル「Fire TV Stick 4K Max」のみの機能となった。
OSもAndroidベースの「Fire OS」から、Amazon独自のLinuxベースOS「Vega OS」に変わった。主要な動画配信サービスは問題なく使えるが、Fire OSで使えた一部のアプリが提供されていなかったり、アプリのサイドロードができなかったりする点には注意したい。海外の報道によると、メモリも第2世代の2GBから1GBに減っているという。
新しいFire TV Stick 4Kは、4K Selectや2018年発売の初代Fire TV Stick 4K、HD画質のFire TV Stickなどからの買い替えに向いている。Netflixやプライム・ビデオ、YouTubeなどの視聴が中心なら十分な性能で、配線の手軽さも魅力だ。Dolby Visionで映画を楽しみたい人や、サイドロードしたアプリを使いたい人は4K Maxを選ぶといいだろう。
なお、新しいFire TVリモコンは単体でも2980円で販売される(10月22日出荷予定)。2019年以降に発売されたFire TV端末で使えるので、本体はそのままにリモコンだけ新しくするのも手だ。
処理速度を向上してスリムになった新型「Fire TV Stick 4K」登場 リモコンも一新
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