バッテリー容量は780mAhで、充電時間は約3時間とされている。公称の駆動時間は、標準的な使用で最大30日間、ハードな使用で最大15日間、GPSモードで最大60時間とのことだ。
実際に、常時表示をオフにし、心拍の連続モニタリング(5分間隔)、睡眠モニタリング、各種通知を有効にした状態で使ったところ、バッテリー消費は1日あたり6〜8%だった。単純計算で12〜16日ということになる。GPSを使った場合の消費は、2時間の使用で3〜4%だった。連続では50〜66時間相当なので、公称の60時間もこの範囲に収まる。
毎日1時間走っても10日以上は持つ計算になるため、数日おきの充電が前提のスマートウォッチと比べれば、充電の手間を意識する場面はほとんどない。
ちなみに、先に試用したCheetah 2 Pro(540mAh)は、GPSを使わない日で1日約9%、GPS使用時は1時間あたり約3%の消費だった。画面が大きいUltraの方が消費が少ないのは、バッテリー容量の差によるものだろう。
Cheetah 2 Ultraを使って確かめられたのは、1.5型の大きく明るい画面、1日6〜8%の消費というバッテリー持ち、そしてチタンとサファイアガラスの質感だ。いずれも日常使いで効いてくる部分で、この3点については価格なりのものがある。
バッテリーは、毎日1時間走っても10日以上は持つ計算になる。数日おきの充電が前提のスマートウォッチから乗り換えるなら、この違いは日々の使い勝手にそのまま返ってくる。MIL規格への対応も、Proにはない要素だ。
一方で、地形図やルートナビゲーション、標高マップといった本機の中核は今回試せていない。ロングトレイルや山岳での使用を前提に検討しているなら、その部分は本記事で評価できた範囲を超える。実際に山で使った情報を併せて確認してほしい。
では、トレイルを走らない人が9万9800円を出す意味はあるのだろうか。バッテリー持ちと画面の見やすさ、素材の質感を重視するなら、選ぶ理由は十分にある。ただし、地形図もナビゲーションも2色のフラッシュライトも使わないとなると、価格の相当部分は使わない機能に払うことになる。実測で横幅48.9mmというサイズも、普段使い中心の人や腕の細い人には選びにくい。
ロード中心のランナーなら、1.32型と小ぶりで2万5000円安いCheetah 2 Proで足りるはずだ。逆に言えば、その2万5000円は画面サイズ、64GBのストレージ、バッテリー持ち、そしてMIL規格対応という耐久性に対する差額ということになる。自身の走る場所と予算に合わせて選んでほしい。
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