Razer Synapseでは、ここまで紹介したボタン割り当てやスクロール、ポーリングレートの他にもBasilisk V4 Proの細かい設定を変更できる。設定は、本製品のメモリに「プロファイル」として最大5つ保存可能だ。メモリに保存したプロファイルは、Razer Synapseがインストールされていない(使えない)デバイスでも呼び出せる。
本製品のライティングは、7ゾーンのRazer Chroma RGBで、ロゴとスクロールホイールに加え、ボディーの裾を1周するアンダーグローが光る。机の上に置いたときの見栄えは個人的にかなり良いと感じた。デスク回りの“映え”も重視したい人なら満足できそうだ。
省電力を意識する場合は、ワイヤレス時にライトを暗くしてバッテリーの消費を抑える「スマートディミング」も用意されている。
Razer Synapseではライティングの他、スリープまでの時間や低電力モードに入るバッテリー残量も設定できる。マウスパッドの表面に合わせてセンサーが反応する高さを調整する「スマートトラッキング」も備える。
「アドバンスト」の項目では、マウスを動かす速さに応じてカーソルの移動量を変える「動的感度」を設定できる。カーブは「クラシック」「ナチュラル」「ジャンプ」の3種類から選べる他、自分で作ることも可能だ。
マウスの角度を最大で左右44度まで補正する「回転」の機能もあり、マウスを斜めに持つクセがある人でもカーソルをまっすぐ水平に動かせる。
Basilisk V4 Proは、先代から中身のほとんどを一新している。付属のドングルでワイヤレス環境での8000Hz駆動に対応した点と、バッテリー駆動時間が延びた点は、前モデルとの違いがはっきり分かる。
その上で、気になるのはやはり“重さ”だ。100g前後の重さは、特にマウスを大きく振り回すFPS(一人称視点シューティング)ゲームを中心に遊ぶ人には負担になるかもしれない。
一方で、ボタンの多さはMMORPGやMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームのように、操作する機能が多いゲームでは有利に働きそうだ。マウスを激しく動かさないタイトルなら、重さもそれほど気にならないだろう。
ボタンの多さは、仕事や作業でも強みになる。コピーや貼り付け、ウィンドウの切り替えといったショートカットを割り当てておけば、キーボードに手を伸ばす回数を減らせる。フリースピンやプレシジョンタクタイルといったスクロールの機能も、ゲームより作業で出番が多い。
前モデルとの直販価格の差が1000円にとどまる点も踏まえると、ゲームと仕事のどちらにも使えるマウスを1台で済ませたい人には有力な選択肢になりそうだ。
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