点灯管を外すだけでOK、工事不要で利用できる直管形LED照明LED照明

直管形LED照明の導入が、オフィスを中心に進んでいる。一般的な直管形LED照明はランプを取り替えるだけでなく、照明器具を改造する必要があった。家電量販店のノジマは、点灯管を外すだけで利用可能な直管形LEDランプを発売した。

» 2012年06月27日 15時08分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 ノジマは、20形蛍光灯に相当するサイズの直管形LEDランプ「ETLT11N」を販売を始めた(図1)。価格は3980円。最大の特徴はグロー型(スタータ型)の照明器具なら、点灯管(グローランプ)を外すだけで取り付け可能という点にある。ラピッドスタート型やインバータ型の器具に取り付ける際には、照明器具の配線を外して、口金に交流電流を直接流す工事が必要になる。口金は従来の蛍光灯と共通のG13型。

LED Lamp 図1 ノジマが新たに発売した直管形LEDランプ。口金は従来の蛍光灯と共通のG13型

 消費電力は11W。この値はグローランプを外して、グロー形の器具にそのまま取り付けた時の値だ。先に述べた工事を施せば、消費電力はさらに下がる。グロー形の器具でも、工事をすれば、消費電力は11Wよりも低くなる。

 明るさ(全光束)は900lm。消費電力当たりの明るさは、81.8lm/W。寿命は5万時間。保証期間は3年。

 同社は、今回の製品は家庭に向けて発売したとしているが、オフィスや工場でも、20形の蛍光灯を利用している場所はある。家庭に限らず、広い用途で利用できる製品と言える(図2)。

LED Bulb 図2 新製品を設置して点灯させた様子

 さらに、同社ではオフィスの天井照明に多い40形蛍光灯を代替するLEDランプを試作し、すでに店舗内で使用しているという。現在、製品化の準備を進めており、年内には発売する予定だとしている。

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