需要急増に対応できず、需給率90.5%という予測を出していた北陸電力が、供給量を積み増す見込み。東京電力管内の需給率が前日と比べてやや上がっているものの、全社の需給率が80%台に落ち着くとみられる。
7月11日(水)は東京と北陸で最大需要電力が大きく上がる見込み。東京では前日比220万kW増、北陸では前日比40万kW増という予想だ。東京電力は前日から需給率に余裕があったため、最大供給電力を引き上げる予定はない。
一方、北陸電力は前日の予想の時点で需給率90.5%という数字を出しており、実際に14:00〜15:00の間の需給率が94.7%まで上昇した。11日の最大需要電力が上がるという予想に対応して、火力発電の出力引き上げなどで、最大供給電力を前日と比べて61万kW積み増す。これで需給率は80%台に落ち着くと予想している。
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