賃貸住宅でも太陽光発電、全量売電も入居者への配分も可蓄電・発電機器

自然エネルギーの固定価格買取制度が始まり、太陽光発電システムを設置する施設が増えている。積水化学工業は太陽光発電システムを搭載する賃貸住宅の提案を始めた。

» 2012年07月23日 15時29分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 積水化学工業 住宅カンパニーは2012年7月23日、賃貸住宅の新プラン「BIGソーラー」の提案活動を7月24日から始めると発表した(図1)。BIGソーラーの特長は、賃貸住宅の屋根に出力10kW以上の太陽光発電システムを搭載していること。

図1 「BIGソーラー」の外観。屋根一面に太陽光パネルを敷き詰めている

 発電した電力は全量売電することも、入居者に分配することも可能。全量売電すれば、オーナーは賃貸収入に加えて売電収入を手にできる。入居者に分配すれば、入居者の光熱費が大幅に下がり、入居者は余剰電力を売電できる。その結果、賃貸物件の価値向上につながり、家賃を高めに設定することも可能になる。

 発電した電力を賃貸住宅の共用部と、隣接するオーナーの自宅で消費することも可能。この場合も、余剰電力を売電できる。売電収入を修繕積立金とすることも考えられるという。

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