東北の需給率が94.3%に達するほか、東京は93.1%まで上がり、中部、北陸、中国の需給率が90%を超える。各地域の最大需要電力を見ると、やや上昇傾向にあるが、最大供給電力は減らす地域も多く、需給率はやや厳しいものになる。
14日(金)は、東北が今夏で最も厳しい需給率予測を出している。最大需要電力が40万kW増の1260万kWと予想しているが、最大供給電力は10万kWしか増やせず、1336万kWとなる見込み。この結果、需給率は94.3%にまで上昇する。
東京も需給率が93.1%と高い値になる。最大需要電力を80万kW増の4760万kWと見ているが、最大供給電力は23万kW減らし5115万kWとする。需要が高まる状況で、供給を減らした結果、需給率が上昇した。
中部は最大需要電力が50万kW減り、2230万kWになると予想しているが、最大供給電力は15万kW減の2452万kWとする。需給率は90.9%まで上がる見込み。
北陸は最大需要電力が10万kW増の485万kWになると見ているが、最大需要電力は1万kW減の529万kWとする。需給率は91.7%に達すると予想している。
中国は最大需要電力を30万kW増の990万kWと見ているが、最大供給電力を1万kW増の1085万kWとする。需給率は91.2%になる見込み。
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