福島県では浜通りの産業基盤を再構築する「イノベーション・コースト構想」に2014年から取り組んでいる。新産業の1つにエネルギーを位置づけて、太陽光や風力をはじめとする再生可能エネルギーのほかに、高効率の石炭火力発電や水素エネルギーの活用を含む10種類のプロジェクトを推進していく(図4)。
その中で最初に実施するのが「避難地域・再生可能エネルギー復興支援プロジェクト」で、富岡町を中心にした一帯が対象地域に入っている。富岡町では、もう1カ所の農地も太陽光発電の事業用地に転用することが認められた。広さは39万平方メートルあり、同様に40MWクラスのメガソーラーを建設することが可能だ。発電事業者は富岡町内に本社を置く「さくらソーラー」である。
太陽光発電で全国1位に躍進、被災地に新たなエネルギーの芽生え
新エネルギー産業を福島・浜通りに、発電拠点が集まる「イノベーション・コースト」
希望の光は太陽だった、福島県の居住制限区域で復興資金を生むメガソーラー稼働Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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