“分かりやすさ”を全国展開、みんな安くなるKDDIの「au でんき」：電気料金の新プラン検証シリーズ（11）（2/4 ページ）

[陰山遼将，スマートジャパン]

携帯電話＋インターネット割引との併用も

　au でんきセット割は電気と携帯電話を組み合わせたものだが、KDDIでは既にスマートフォンやタブレット端末と「auひかり」などの固定通信をセット契約するユーザーに対して割引を行う「au スマートバリュー」を展開してきた。auでんきはこのau スマートバリューとの併用も可能だ（図2）。

図2 「au スマートバリュー」との併用も可能（クリックで拡大）

スマートメーターを活用した電気の“見える化”も提供

　au でんきの利用者に対しては、使用電力量や電気料金をスマートフォンなどから確認できる「au でんきアプリ」を提供する。au でんきのプランは全てスマートメーターを利用する仕組みで、30分ごとの電力データをau側で解析し、ユーザーに対してメリットのある情報として提供していく狙いだ。

　au でんきアプリは日、週、月の電気料金／使用量の推移を確認できる。以前のデータと比較することも可能だ。、こうした利用状況の推移から当月の電気利用料金の予測も可能で、これはデータの蓄積量が増えるほど精度が向上していくという。あらかじめ設定した目標電気料金を通過した場合にアプリ上からユーザーに通知を行う「でんきの使い過ぎ通知機能」も備える（図3・4）。

図3 電気料金を細かく確認できる／図4 昨年実績との比較も可能に（クリックで拡大）

　将来はユーザーの電力使用状況やパターンを分析し、省エネに役立つ情報を提供するといったサービスも展開する計画だ。auのショッピングサービス「au WALLET Market」とも提携しており、ここでau でんきセット割の適用でためたポイントを使って省エネ家電などを購入することも可能だという。