新電力プラン「横浜FCでんき」 削減した電気代の一部を地元サッカーチームに還元電力供給

イ―ネットワークシステムズは、地元のスポーツチームを応援する新しい電力プラン「横浜FCでんき」を発表した。削減した電気代の一部を練習施設の増設費用、クラブ運営費として還元する。

» 2017年04月07日 11時00分 公開
[庄司智昭スマートジャパン]

地域還元型の新しい電力プラン

 イ―ネットワークシステムズは2017年3月、地域還元型の新しい電力プラン「横浜FCでんき」を発表した。そのコンセプトは「地元のスポーツチームを応援しよう」である。神奈川県横浜市に本拠地を置く女子サッカーチーム「ニッパツ横浜FCガールズ」と提携し、削減した電気代の一部を練習施設の増設費用、クラブ運営費として還元する。

ニッパツ横浜FCガールズの皆さん 出典:イ―ネットワークシステムズ

 例えば40A契約者の場合、電気代は既存電力会社のプランと比較して300kWh(キロワット時)で月あたり73円削減、550kWhで846円の削減できるという。毎月の電気代の1%が、ニッパツ横浜FCガールズの練習グラウンドである「横浜FC東戸塚フットボールパーク」の芝生の生育や施設の増強、レンタルサービスの充実などに活用される。

「横浜FCでんき」料金表 出典:イ―ネットワークシステムズ

 横浜FCでんきは、東京1SI(従量電灯B相当)と東京2SI(従量電灯C相当)に加入する家庭が対象。契約期間は供給開始日から1年で、自動更新となる。契約に対する手数料は無料だが、契約後1年以内の解約については所定の手数料が掛かるという。

 イーネットワークシステムズは、2015年4月に設立された小売電気事業者である。国内17拠点の発電所、世界22カ国で電力事業の実績のある丸紅新電力と提携し、東京電力管轄内のエリアに対して電力を供給している。なお同社の親会社は創業76年のLPガス事業者で、ニッパツ横浜FCシーガルズのスポンサーである三ッ輪産業である。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.