新電力プラン「横浜FCでんき」 削減した電気代の一部を地元サッカーチームに還元:電力供給
イ―ネットワークシステムズは、地元のスポーツチームを応援する新しい電力プラン「横浜FCでんき」を発表した。削減した電気代の一部を練習施設の増設費用、クラブ運営費として還元する。
イ―ネットワークシステムズは2017年3月、地域還元型の新しい電力プラン「横浜FCでんき」を発表した。そのコンセプトは「地元のスポーツチームを応援しよう」である。神奈川県横浜市に本拠地を置く女子サッカーチーム「ニッパツ横浜FCガールズ」と提携し、削減した電気代の一部を練習施設の増設費用、クラブ運営費として還元する。
ニッパツ横浜FCガールズの皆さん 出典:イ―ネットワークシステムズ
例えば40A契約者の場合、電気代は既存電力会社のプランと比較して300kWh(キロワット時)で月あたり73円削減、550kWhで846円の削減できるという。毎月の電気代の1%が、ニッパツ横浜FCガールズの練習グラウンドである「横浜FC東戸塚フットボールパーク」の芝生の生育や施設の増強、レンタルサービスの充実などに活用される。
「横浜FCでんき」料金表 出典:イ―ネットワークシステムズ
横浜FCでんきは、東京1SI(従量電灯B相当)と東京2SI(従量電灯C相当)に加入する家庭が対象。契約期間は供給開始日から1年で、自動更新となる。契約に対する手数料は無料だが、契約後1年以内の解約については所定の手数料が掛かるという。
イーネットワークシステムズは、2015年4月に設立された小売電気事業者である。国内17拠点の発電所、世界22カ国で電力事業の実績のある丸紅新電力と提携し、東京電力管轄内のエリアに対して電力を供給している。なお同社の親会社は創業76年のLPガス事業者で、ニッパツ横浜FCシーガルズのスポンサーである三ッ輪産業である。
- 再生可能エネルギー100%の電力を家庭に、グリーン電力証書を活用
再生可能エネルギー関連事業を手掛けるネクストエナジー・アンド・リソースは、家庭向けの電力販売を開始した。ブランド名は「GREENa(グリーナ)」で、グリーン電力証書の活用で、“再生可能エネルギー100%”をうたうプランを設けているのが特徴だ。全国11カ所の再生可能エネルギー発電所から、自分が応援したい発電所を選ぶこともできる。
- 再生可能エネルギー70%で基本料0円、ソフトバンクが電気料金を刷新
ソフトバンクが一部の家庭向け電気料金メニューを刷新した。中部・関西電力エリア向けには規制料金より必ず1%安くなるプランを提供する。さらにFIT電気を供給するプランもリニューアルした。電源構成におけるFIT電気の割合を70%まで高めるとともに、基本料金を0円とし、分かりやすい料金体系にするなど刷新を図った。
- 「関電ガス」は大阪ガスよりも割安に、電力とセットならば7%引き
電力会社の先陣を切って関西電力が家庭・商店・工場向けのガス料金を発表した。使用量に関係なく大阪ガスよりも5%程度の割安になる。さらに電力とセットの場合には追加で2%割り引く。対抗する大阪ガスは基本料金を高くする代わりに従量料金を低く抑えた新プランを投入する。
- 関西電力と比べて最大5%安く、大阪ガスが「ガス発電プラン」も
東京ガスに続いて大阪ガスも家庭向けの料金プランを発表して、1月4日から契約申込の受付を開始した。関西電力のサービスエリアを対象に、都市ガスとセットの2年契約で最大5%を割り引く。月間の使用量に応じて4段階の単価を設定した。標準家庭よりも使用量が多い場合に割安になる。
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