中部電力と東芝エネルギーシステムズは、西名古屋火力発電所の7-1号で発電効率63.08%を達成し、世界最高効率のコンバインドサイクル発電設備としてギネス世界記録認定を受けた。同仕様となる7-2号も2018年3月末に営業運転を開始する予定だ。
中部電力と東芝エネルギーシステムズは、中部電力が所有する「西名古屋火力発電所」の7-1号で発電効率(低位発熱量基準)63.08%を達成し、世界最高効率(2018年3月時点)のコンバインドサイクル発電設備としてギネス世界記録認定を受けたと発表した。
西名古屋火力発電所の7-1号は、ゼネラル・エレクトリック社製ガスタービン3基と東芝エネルギーシステムズ製蒸気タービン1基を組み合わせた多軸式コンバインドサイクル発電方式を採用。東芝と同社から事業を継承した東芝エネルギーシステムズが2014年1月から建設を進め、2017年9月から営業運転を開始した最新鋭の火力発電設備となる。
7-1号の発電出力は1188.2MW(メガワット)で、LNG(液化天然ガス)を燃料とする。また、同仕様となる7-2号の建設も進行しており、2018年3月末に営業運転を開始する予定。7-2号が稼働を開始すると同発電所7号系列の発電出力は合計2376.4MWとなる。
西名古屋火力発電所は、1970年に石油火力発電所として営業運転を開始した。設備の高経年化の対策とCO2排出・燃料使用量の削減を目的に、高効率発電設備への更新を進めていた。
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