室内の壁に掛ける蓄電池、エリーパワーが2019年に販売へ蓄電・発電機器

エリーパワーが屋内の壁面に設置できる、壁掛けタイプの蓄電システムを発表。蓄電容量は1.3kWh、出力は500Wで、非常用電源としてのニーズを見込む。

» 2018年12月26日 07時15分 公開
[スマートジャパン]

 エリーパワーは2018年12月、屋内の壁に掛けるタイプの蓄電システム「POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)」を開発したと発表した。2019年春をめどに受注を開始し、同年7月から出荷を開始する予定だ。正式な価格は未定だが、「税別で60万円前後を想定」(同社)としている。販売目標は年間3万台。

「POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)」の外観イメージ 出典:エリーパワー

 同製品は主にマンションやアパートなどの集合住宅専有部分への導入を想定したモデル。居住空間における設置スペースの問題を解決するため、壁掛けタイプのデザインを採用した。外形寸法は650×150×390mm(ミリ)で、重量は30kg(キロ)。

 非常時のバックアップ電源に特化した仕様となっており、蓄電容量は1.3kWh(キロワット時)、出力は500Wとなっている。停電時にはあらかじめ設定した機器に対し、蓄電池からの電力供給に自動的に切り替える機能を備える。この他、LTE通信とBluetoothにも標準対応となっており、同社が提供する稼働モニタリングサービスや、その他のIoT関連サービス、VPP(仮想発電所)にも対応が可能としている。

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