大和ハウスも卒FIT太陽光を買い取り、蓄電池セットで最大単価22円/kWh太陽光

大和ハウス工業が卒FIT太陽光の余剰電力買い取りと電力販売のセットサービスを発表。蓄電池を新設した場合のプレミアム単価は税込22円/kWhだ。

» 2019年08月23日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 大和ハウス工業は「固定買取価格制度(FIT)」による住宅用太陽光発電の買取期間が満了となる戸建住宅ユーザー向けに、太陽光発電の余剰電力買取および電力販売を行う「ダイワハウスでんき」の提供を2019年11月1日から開始すると発表した。

 ダイワハウスでんきは10kW(キロワット)未満の太陽光発電システムを導入した大和ハウス工業の戸建住宅オーナーについては、余剰電力を税込11.5円/kWh(キロワット時)で買い取る。さらに、エリーパワー製などの家庭用リチウムイオン蓄電システムを新規購入したユーザーについては、1年間限定のプレミアム単価として同22円/kWhを適用する。

 なお、他社の戸建住宅オーナー向けにも展開し、余剰電力の単価は全国一律で税込10円/kWh。これにより新たな市場を開拓し、リフォームや資産の売買仲介などを行うリブネス事業の強化を図るとしている。なお、電力販売についても、同社の戸建住宅オーナー向けと、他社の戸建住宅オーナー向けの2種類を展開する。

 買い取った余剰電力の非化石価値は、「RE100」に加盟している企業や環境意識の高い戸建住宅オーナーに販売する他、自社の工場や事業所などで有効活用する予定としている。

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