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» 2020年01月23日 07時30分 公開

エネルギー管理:太陽光×ガス×蓄電池で“仮想発電所”を構築、東京ガスが自社設備で実証

東京ガスと東京ガスエンジニアリングソリューションズは、太陽光発電、蓄電池、ガスコージェネレーションシステムを自動で統合制御するバーチャルパワープラントの運用を開始した。

[スマートジャパン]

 東京ガスと東京ガスエンジニアリングソリューションズは2020年1月8日、グループ事業所に分散して設置されている太陽光発電、蓄電池、ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)を自動で統合制御するバーチャルパワープラント(以下、VPP)の運用を開始したと発表した。

 今回運用が開始されたVPPは、常時監視データを用いて東京ガス横浜研究所と平沼ビルの太陽光発電量および建物電力負荷を予測し、東京ガスエンジニアリングソリューションズの幕張地域冷暖房センターのCGSで発電した電気を自己託送により送電するもの。複数のサイト間における電力の需給関係における同時同量(電力を送る側と受け取る側のバランスを保持すること)を実現した。

蓄電池とCGSによる同時同量のイメージ 蓄電池とCGSによる同時同量のイメージ 出典:東京ガス
受電量予測と実績の比較 受電量予測と実績の比較(橙:実積値、青:計画値) 出典:東京ガス

 VPPシステムには、東京ガスエンジニアリングソリューションズの遠隔自動制御システム「Helionet Advance(ヘリオネットアドバンス)」を用いる。突発的な変動分は蓄電池で吸収することも可能で、全体の統合制御により気象条件や急激な建物受電量の変化にも対応する。

ずれが生じた場合は蓄電池を充放電 計画値と実際の受電量にずれが生じた場合は、蓄電池を充放電, 出典:東京ガス
同時同量の実現結果 同時同量の実現結果(橙:実積値、青:計画値) 出典:東京ガス

 精度の高い予測やCGSとの連携により、太陽光発電の規模に対して計画と実積の差分を吸収する蓄電池の小容量化が可能となる。分散型エネルギーシステムの最適化や地産地消への活用が期待される。

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