日東エルマテリアルは、災害時/停電時に活用できる住宅用電力供給システム「スマートエルラインライト」について、量産化体制が整い11月末から本格的に販売を開始すると発表した。
日東エルマテリアルは2020年11月13日、災害時・停電時に活用できる住宅用電力供給システム「スマートエルラインライト」について、量産化体制が整い同年11月末から本格的に販売を開始すると発表した。同製品はこれまで受注生産のみで販売していた。
スマートエルラインライトは、停電時にHV車やPHV車、EV車などに搭載されている100V/1500WのACコンセントから、非常用電源として宅内に電気を供給できるシステムである。
非常時に太陽光発電の電気(100V/1500W)を宅内の非常用回路へ供給可能である。停電した場合、自動車や太陽光の電気を自動で宅内に電気が供給される仕組みであり、停電時の真っ暗な状況でも安心して使用することができる。
スマートエルラインライトは、電力会社、屋外電源、大陽光発電自立電源の3つの方法で給電することができる。優先割り当てを設けており、停電時に自動的に切り替わる。屋外電源入力BOXより、あらかじめ設計した5系統に送電が可能である。重要負荷分電盤サイズは、W430×H320×D110mm(扉開時D399.5mm)。
レジリエンス(精神的回復力)の必要性が注目される中、近年多発する自然災害による停電への備えとして、「災害に強い住宅」をユーザーへ簡単かつ手軽に提供できる製品として開発した。
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