2台同時に使えるEV充電器、東光高岳が2021年10月から販売へ：電気自動車

東光高岳は最大出力120kWを持つ電気自動車（EV）用急速充電器「HFR1-120B10」シリーズを同年10月から販売すると発表。1充電器から2台のEVに充電可能な「マルチアウトレット」に対応するのが特徴だという。

» 2021年08月05日 13時30分公開

[スマートジャパン]

新製品の「HFR1-120B10」シリーズ　出典：東光高岳

　東光高岳は2021年8月5日、最大出力120kWを持つ電気自動車（EV）用急速充電器「HFR1-120B10」シリーズを同年10月から販売すると発表した。1充電器から2台のEVに充電可能な「マルチアウトレット」に対応するのが特徴だという。

　新製品はCHAdeMO規格に対応。2台の充電量に応じて出力を分担するパワーシェアリング機能を搭載しており、EV利用者の待ち時間短縮や、利用効率の向上に寄与するという。なお、1台のみ充電する場合の最大出力は90kWとなっている。

　課金システムはe-Mobility Power社のサービスなどを利用できる。外形寸法は幅750×奥行642×高さ1994mmで、重量は600kWとなっている。

2台同時充電のイメージ　出典：東光高岳

大林組が「地熱発電×水素製造」を実証、水素はトヨタなどに供給へ
大林組が大分県玖珠郡九重町で開発を勧めていた地熱発電およびその発電電力を利用した水素製造システムの実証プラントが完成。製造した水素はトヨタ自動車などに供給する。
EVを蓄電池として活用、工場の電力コスト削減を目指す実証実験
出光興産と日本ユニシスは、EVおよび蓄電池の充放電制御を最適化する実証試験を、2021年3月より開始すると発表した。
リチウムを超える「アルミニウム」、トヨタの工夫とは
電気自動車に必要不可欠なリチウムイオン蓄電池。だが、より電池の性能を高めようとしても限界が近い。そこで、実質的なエネルギー量がガソリンに近い金属空気電池に期待がかかっている。トヨタ自動車の研究者が発表したアルミニウム空気電池の研究内容を紹介する。開発ポイントは、不純物の多い安価なアルミニウムを使うことだ。