ファーウェイがオフグリッド用の蓄電システム、2022年に日本市場へ蓄電・発電機器

 ファーウェイ・ジャパンは「第1回 国際太陽光発電展・秋」(「スマートエネルギーWeek2021 秋」内、2021年9月29日〜10月1日)で、オフグリット用の蓄電システム「iSitePower-M」を披露した。2022年中に日本での発売を予定しているという。

» 2021年10月04日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 ファーウェイ・ジャパンは「第1回 国際太陽光発電展・秋」(「スマートエネルギーWeek2021 秋」内、2021年9月29日〜10月1日)に出展し、オフグリット用の蓄電システム「iSitePower-M」を披露した。2022年中に日本での発売を予定しているという。

オフグリッド用蓄電システム「iSitePower-M」

 iSitePower-Mは、商用電源がないあるいは安定供給が行われていない地域の住宅や別荘、店舗での利用を想定した蓄電システム。系統連系は行えないが、無停電電源装置としての機能も備えており、急な停電時にも役立つという。

 製品はインバーターを内臓するパワーモジュールと容量5kWhのバッテリーモジュールを一体化した構成となっている。バッテリーモジュールは追加できる形式となっており、基本構成では3台、容量15kWhだが、最大で6台、合計容量30kWhまで拡張できる。また、バッテリーモジュール3台、容量15kWの機体であれば、3台まで並列設置が可能。つまり、最大容量45kWhまでの拡張が可能だ。保護等級はIP65、屋内外の設置に対応する。

 パワーモジュールとバッテリーモジュール3台の基本構成の場合、外形寸法は690×1480×165mm、重量はパワーモジュール1台が16kg、バッテリーモジュール1台が50kgとなっている。

 入力電圧は単相90〜300V(AC)、入力電流は最大30Aに対応。太陽光発電から充電も可能で、この場合の起動電圧は100V(DC)、最大入力電流は2×15A、推奨の太陽光発電電力は5000Wp、PVストリングス数は2、MPPT数は1となっている。

 オフグリッド時の出力で夏は単相200〜230V、最大出力電力は25.8A、出力電力は6kVA、5kWとなっている。

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