再生可能エネルギーの現実

「再生可能エネルギーの現実」の連載記事一覧です。

再生可能エネルギーの現実(5):

再生可能エネルギーの中でバイオマス発電だけは特殊だ。発電方式は火力と同じで、燃料を必要とする。木材や廃棄物などを使うが、長期に安定した量を調達することは簡単ではない。燃料の種類によって買取価格が違うために、複数のバイオマスを混在して使う場合には厳密な分別が必要になる。

【石田雅也 , スマートジャパン】()
再生可能エネルギーの現実(4):

日本には火山が数多くあって、地下では膨大な蒸気と熱水が発生している。自然の地熱を利用して大量の電力を作ることが可能だ。ただし火山地域には国立・国定公園や温泉があるために、発電所を建設できる場所が限られてしまう。運転を開始するまでの開発期間も10年以上の長期になる。

【石田雅也 , スマートジャパン】()
再生可能エネルギーの現実(3):

日本中に流れる川の水を有効に利用すれば、小水力発電の規模を飛躍的に拡大することができる。実際に各地域の自治体が導入プロジェクトを進めているが、期待ほどには設置件数が増えていない。維持管理に手間がかかるほか、天候によって水量が変動して採算性を見込みにくい点が課題だ。

【石田雅也 , スマートジャパン】()
再生可能エネルギーの現実(2):

太陽光に続いて期待が大きい風力発電だが、本格的に拡大する状況には至っていない。最大の課題は環境に対する影響で、鳥類の保護のために計画の変更や縮小を迫られるケースが増えている。大型風車の落下事故が発生して安全性の懸念もある。洋上風力では建設・保守コストの問題が残る。

【石田雅也 , スマートジャパン】()
再生可能エネルギーの現実(1):

2012年7月から固定価格買取制度が始まったことで、企業や自治体が太陽光発電に取り組む動きは全国各地へ急速に広がっている。未利用の土地を活用して安定した収益を上げられるからだが、一方でさまざまな課題も浮かび上がってきた。

【石田雅也 , スマートジャパン】()