複数ICカードが使える入退室管理システム、オカムラとNTTデータから仕事耕具

岡村製作所とNTTデータは、ICカードで利用する入退室管理システム「CYBER STREAMII」と、セキュリティ収納「Rectline-typeNT」を発売した。いずれも、カスタマイズなしで複数のICカードに対応するマルチICカードリーダー/ライター「【u:ma】-G」を組み込んでいる。

» 2009年03月27日 12時35分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 岡村製作所NTTデータは3月26日、ICカードを利用した入退室管理システム「CYBER STREAMII(サイバーストリームII)」と、セキュリティ収納「Rectline-typeNT(レクトライン-タイプNT)」を発売した。いずれも、カスタマイズなしで複数のICカードに対応するマルチICカードリーダー/ライター「【u:ma】-G(ウーマジー)」を組み込んでいる。価格はサイバーストリームIIが別途見積もり、Rectline-typeNTは基本セットが300万円から。



 「CYBER STREAMII(サイバーストリームII)」はWebブラウザを使って認証設定などが行えるネットワーク式の入退室管理システム。管理ソフトのインストールなどは不要で、管理PCから最大256拠点の入退室を一元管理できる。

 入退室に使う端末は静脈認証、虹彩認証、磁気認証など複数のデバイスに対応。「Webブラウザで管理できるので導入しやすく、充実した入退室制御機能により不正侵入や情報漏えいを未然に防げる」(NTTデータ)という。

 レクトライン-タイプNTは、管理ソフトで最大256拠点までを管理できるネットワーク式の収納管理システム。扉ごとに利用権限設定が行えるほか、2人が立ち会わないと開閉できないような認証設定や、時間帯ごとの権限設定などが行える。


 NTTデータは「通常のICカードリーダー/ライターは、複数種類のICカードを利用したい際にはオプションでの登録設定などが必要だが、【u:ma】-GではICカードの個別のIDを読みとって端末内で共通の形式に変換するため、複雑な設定が不要。短納期で安価なシステム導入が可能」としている。

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