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「すべてはクラウドの中に」――Google幹部、Windows 7発売日にChrome OSを語る

「Chrome OSではソフトのデータもすべてクラウドの中にある」「ブラウザはOS上のアイコンに固定されている。それをひっくり返したい」とGoogle幹部は語った。


eWEEK

 GmailやGoogle Waveのような複雑なWebアプリケーションが、Chromeブラウザ普及への道を開く――米Googleの幹部はこのように語った。Chromeブラウザは2008年9月にリリースされて以来、3000万人を超えるアクティブユーザーを獲得している。

 リッチなWebアプリケーションは、今後登場するChrome OSの採用も促すと、Googleの製品管理担当副社長サンダー・ピチャイ氏は10月22日にWeb 2.0 Summitで語った。

 同氏はChromeブラウザを、Chrome OSプラットフォームを基盤とする現代のリッチWebアプリケーション向けOSと表現している。Chrome OSは基本的に、新しいウィンドウシステムを備えたLinux上で動くChromeだ。Chrome OSを搭載したNetbookなどのデバイスのユーザーは、ソフトをPC上でインストールしたり、調整したり、メンテナンスする必要はないという発想だ。

 「当社のモデルでは、PCはソフトもデータも管理しない。すべてがクラウドの中にある」とピチャイ氏は語る。「Chrome OS搭載のNetbookがあれば、開いていたウィンドウに戻り、直近の状態に戻って作業を再開できるはずだ」

 ユーザーのデータをクラウド内で管理するというChrome OSの論点は、同じ日にニューヨークでリリースされたWindows 7との関連で見ると興味深い。同OSはオンプレミス(自社設置)型OSの最新版。Windows Vistaよりも大幅に改善されているとして称賛されている。

 Web 2.0 Summitの司会を務めたティム・オライリー氏はピチャイ氏に、Chrome OSはWindowsと衝突するのかと尋ねた。いずれのOSもNetbookへの普及拡大を目指しており、この種のPCはWebアプリケーションの利用に特化しているからだ。NetbookではWindows XPが主流のOSとなっている。

 ピチャイ氏は笑ってかわし、業界は「再びパーソナルコンピューティングの大きな革新を求めている」と答えた。ブラウザとOSはChromeとAndroidに刺激されて現代化が進んでいると同氏は語った。

 「現在、ブラウザはOS上のアイコンに固定されている」と同氏は言う。「それをひっくり返したい。自分の行動を見ると――ここにいる多くのユーザーもそうだが――ほとんどの時間をWebで過ごしているし、Webで過ごす時間は増えるだろう。Googleの社員はかなりGoogle Appsを使っているため、ブラウザの周りのプログラムはまったく開かない」

 同氏はまた、Chrome OSはキーボードとタッチパッドを搭載したほかの折りたたみ型デバイスにも搭載されるだろうとの予測を示したが、それ以上詳しくは話さなかった。

 もう1人の司会者ジョン・バテル氏がChrome関連のニュースに触れたにもかかわらず、ピチャイ氏はChromeやChrome OSに関して新しく発表することは何もないと語った。同氏はその日公開されたChromeブラウザの新しいアーティストテーマに触れることもしなかった。

 Chrome OSの最新のニュースは、10月15日のGoogle第3四半期決算の際に発表された。エリック・シュミットCEOはこのとき、2009年内に開発者向け版をリリースするためにChrome OSを調整していると語った。

 Chrome OS搭載のNetbookは2010年に登場する見込みだ。GoogleはWindows XPでNetbook市場の96%を握っているというMicrosoftに挑むことになる。

 このシェアの差は、ChromeブラウザとMicrosoftのInternet Explorer(IE)のシェアの差よりもずっと大きい。Chromeのシェアは3.2%で、IEはシェアを落としているとは言え、今なお65.7%で首位を独走している。

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