Apple、「iPad」Wi-Fi版を4月3日に発売――Wi-Fi+3G版は4月後半日本はどちらも「4月末」

Appleが3月5日、タブレット型端末「iPad」のWi-Fi版を米国で4月3日に発売すると発表した。3月12日から予約を受け付ける。3Gに対応したモデルは4月後半から販売する。日本ではWi-Fi版とWi-Fi+3G版のどちらも4月末に発売する。

» 2010年03月05日 23時42分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 「iPad」

 米Appleは3月5日(現地時間)、タブレット型デバイス「iPad」を米国内で4月3日に発売すると発表した。3月12日から予約を受け付ける。4月3日に販売を始めるのはWi-Fi対応モデルのみで、3G対応モデルの販売開始は4月後半(late April)。

 合わせてオーストラリア、カナダ、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国でも、4月後半にWi-Fi版と3G+Wi-Fi版を発売することを明らかにした。日本での発売は、ニュースリリースによると「4月後半」だが、Apple Storeの記述は「4月末」となっている。

※初出時、英文のニュースリリースにあった“late April”という表現を元に「4月下旬」と記載していましたが、日本語のリリースで「4月後半」、Apple Storeでは「4月末」と記載されていることを受け、表記を変更しました(3/6 1:10)

 米国での販売価格は、1月28日の発表から変更はない。米国外での販売価格は4月に発表する。日本で3G回線を提供するのがどのキャリアになるのか、といった情報はまだ明らかにされていない。

ストレージ容量 Wi-Fi Wi-Fi+3G
16Gバイト 499ドル 629ドル
32Gバイト 599ドル 729ドル
64Gバイト 699ドル 829ドル

 iPadは9.7型IPS液晶ディスプレイ(1024×768ドット表示、光沢パネル、LEDバックライト、視野角は上下/左右各178度)を搭載し、マルチタッチ入力に対応したタブレット型端末。CPUに1GHzで駆動する自社製のApple A4チップを採用し、メモリ容量別に16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3モデルを用意する。ネットワーク機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANに加えて、Bluetooth 2.1+EDRを備えるほか、3Gでの通信が可能なモデルも用意した。

 厚さは約13ミリ、重量は約680グラムで、バッテリー駆動時間は最大10時間。文字入力はフルサイズのソフトウェアキーボードで行うほか、オプションでiPad Keyboard Dock(69ドル)も提供する。App Storeで提供されているiPhone/iPod touch向けのほとんどのアプリはiPadでも利用可能だ。

PhotoPhoto 左がWi-Fi版、右がWi-Fi+3G版
PhotoPhoto Safari、Photos、Mapsなど標準で12のアプリをそろえるほか、これまで通りApp Storeのアプリも利用できる。画面はYouTubeとiBooks(iBooksの日本での提供時期は未定)
Photo 専用のキーボードつきDockなども用意される

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