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» 2010年08月24日 07時26分 UPDATE

HP、3PARに16億ドルの対抗買収提案 Dellより3割高価格で

HPがDellによる3PAR買収に待ったをかけた。クラウドコンピューティング戦略をめぐる企業争奪戦開始の可能性もある。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は8月23日(現地時間)、企業向けストレージベンダーの米3PARに対し、総額16億ドルでの買収を提案したと発表した。3PARは米Dellによる買収に合意しているが、HPの提案額は1株当たり24ドルと、Dellが16日に発表した1株当たり18ドルより33.3%上回っている。

 HPは、3PARがDellとの合意を破棄してHPの提案を受け入れ次第、現金による株式公開買い付け(TOB)を実施するとしている。HPは年内の買収完了を見込む。

 3PARは1999年創業のカリフォルニア州フリーモントに拠点を置く公開企業。クラウドコンピューティングの基盤となる仮想化ストレージプラットフォームを提供する。シンプロビジョニングなどの仮想化技術を採用した同社の製品は、従来のストレージアレイの限界を克服するために一から設計されており、ストレージ管理時間の短縮、プロビジョニングの簡素化、サーバおよびストレージ使用率の向上を実現しているという。

 HPのエンタープライズサーバ&ネットワーキング部門のデビッド・ドナテリ執行副社長は「3PARの買収は、われわれの次世代ITインフラ戦略“Converged Infrastructure”を、特にクラウドコンピューティングおよびスケールアウト市場において促進する」と語った。

 3PARの株価はこの発表を受けて上昇し、23日の終値は8ドル5セント高の26ドル9セントだった。

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