職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」登場人物紹介
最初の5分、ボスはひたすら電話を探すことに専念する
その後「すぐ済むから」と何本か電話を折り返して、さらにメールを送ってからやっと歩き出す
エレベーターまでの道中、この一週間避けまくっていた社員にことごとく呼び止められる
「ブーッ」
そのうちの一人に一緒に散歩に行こうと誘う。つまりボクのプロジェクトの話はできない
でも、別にいいんだ。どうせ散歩のあいだはずっと電話で話してるんだから
歩くとストレスレベルが下がるって知ってます?
どこが!?
先日テレビ番組で、友人2人がランチの間、お互い無言で自分の携帯電話をいじっている光景を見ましたが、ボスも似たようなものですね。散歩のときくらいケータイは置いてけっつーの。
4コマ目にある“real quick”とは「ちょっとだけ」とか「大急ぎで」という意味で使われる表現です。文法的には“really quickly”が正しいのですが、日常会話の中ではreal quickのまま使われることが多いです。例えば“Let me just say real quick”と言うと「ちょっと言わせてくれ」とか、“You need to finish up your lunch real quick(昼食を大急ぎで終わらせてくれ)”など、インフォーマルな場で使うことが多い表現です。
5コマ目に出てくる“Accost”とは「呼び止められる」とか「声をかける」という意味ですが、ただアプローチされるのではなく、夜の町で客引きがズケズケと声をかけてくる感じとか、怒っている人物が詰め寄るように話しかけてくるイメージです。散歩ひとつでさえのんびりできないボスも、普段から多くの人の怒りを買っているんでしょうかね。
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30才くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、たいして恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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