経営層と現場部門では、BIツールに求める要件は異なります。求めるデータが異なると分析手法も変わってきます。今回は、それぞれの特徴について解説します。
カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。
BI(ビジネスインテリジェンス)」ツールを使用する目的は、経営層と現場部門では、それぞれの立場によって異なります。
経営層の目的は、会社全体の戦略や現場への指示・命令について、データによる裏付けを得ようとすることです。
一方、現場部門の目的は、担当する業務の実態をデータによって迅速、的確に把握することです。
そのためには、求めているデータを分かりやすく「見える化」することが必要です。そのために次のような手段が使われます。
さらに、昨今では、人工知能・機械学習の技術を使い、判断そのものを機械に代替させようという取り組みが始まりつつあります。
日本IBMで営業として大手電気・電子製造業の顧客を担当。1995年に日本IBMを退職し、次代のITビジネス開発と人材育成を支援するネットコマースを設立。代表取締役に就任し、現在に至る。詳しいプロフィルはこちら。最新テクノロジーやビジネスの動向をまとめたプレゼンテーションデータをロイヤリティーフリーで提供する「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」はこちら。
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