君の勤勉さを尊敬するよ、アリス。俺は半分しか終わってない
ちょっと……あなたが半分しか終わっていないなら、私が期限内に終わらせても全く意味がないじゃない
今日までに終わらないって昨日のどの時点で気がついたの?
6時ごろかな。腹が減って、その後気分転換が必要だったんだ
君の怒りを俺の頭蓋骨めがけて爆発させようとしてる?
アリス、その気持ち分かりますよ。そんな緩みっぱなしの同僚を前に怒らないわけがない。私も怒りで人の頭蓋骨を爆発させる能力を身につけたいと思います!?
6コマ目のUnwindとは「ほどける」「巻き戻る」という意味ですが、ここで使われているように「緊張をほぐす」とか「くつろぐ」という意味でも使います。例えば、よく使う表現に“Let's go unwind after work”というものがあります。「仕事終わったら(一杯飲んで)リラックスしに行こう」と、人を誘う時などに使う文句です。
ちなみに金融業界では、そのまま「アンワインド」と言ったりしますが、その意味は逆取引をして保有しているポジションを解消することです。例えば、為替でドルを買い越していたら、ドルを売る、また低金利の円を借りて高金利の通貨で運用する円キャリードレードを解消する時にも「アンワインドする」と言います。英語では“unwind a position”とか“unwind a trade”と言います。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.