(でも……お腹が空いていると集中できないから、お菓子を調達しよう)
(このシャツのラベル、チクチクするんだよな。切り取ろうっと)
(ちょっくらトイレに行って、それから作業を始めるか)
(うげっ。机を離れている間に15通もメールが来てる)
(もう会議の時間だから、新しく作業を始める余裕はないな)
今回のディルバートは「あるある」だった人が多いのでは?
「先延ばし」「先送り」のことは、“procrastination”といいます。
同じ意味の慣用句もいろいろ存在します。例えば“drag your feet/heels”(足・かかとを引きずる)は「ぐずぐずする」とか「長引かせる」という意味で使います。その他、“putting it off”(後回しにする)、“dilly-dally”(のらくらする、時間を無駄にする)などもあります。
また“先延ばしの罪”は昔からあるようで、多くの格言が存在します。ここでは1つだけ紹介しましょう。“Procrastination is the thief of time.”(遅延は時間泥棒である)。18世紀のイギリスの詩人エドワード・ヤングの言葉です。皆さん、仕事はとっととやっつけましょう!
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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