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見る角度で表情が変わるBDプレーヤー、ソニーが2機種を発表多面体天板採用

» 2013年06月12日 14時50分 公開
[ITmedia]

 ソニーは6月12日、Blu-ray Discプレーヤーの新製品として、角度によって表情が変わる“多面体天板”採用の2機種を発表した。いずれも7月27日に発売予定で、価格はオープン。店頭では省スペースのスタンダードモデル「BDP-S1100」が1万4000円前後、ネットワーク機能が充実した上位モデル「BDP-S5100」が2万円前後になる見込みだ。

「BDP-S1100」(左)と「BDP-S5100」(右)

 デザインコンセプトは、液晶テレビ“ブラビア”の新製品と同じ「Sense of Quartz」。「BDP-S190」の後継機となるBDP-S1100は、省スペース性をそのままに、天板にカットデザインを採用してシャープな外観とした。外形寸法は、約290(幅)×43(高さ)×199(奥行き)ミリ。

「BDP-S1100」。操作ボタンもQuartz(水晶)っぽいデザイン

 一方のBDP-S5100も写真では天板が盛り上がっているように見えるが、実際はほぼフラットだ。一部に深みのあるブルーグリーンのパーツを採用したため、錯覚を起こしやすいユニークなデザインになっている。サイズは約360(幅)×43(高さ)×199(奥行き)ミリ。

「BDP-S5100」。一見、天面が盛り上がっているように見えるが……?

真上や正面から見るとほぼフラットであることが分かる

 両モデル共通の新機能として、どちらも約3秒という高速起動と高速ローディング(ディスク読み込み)が挙げられる。ただし、高速起動はをオンにすると待機時消費電力がBDP-S5100で14ワット(高速起動オフでは0.15ワット)、BDP-S1100は8.8ワット(同じく0.2ワット)と上がるため、出荷状態ではオフ。利用するにはメニューからオンにする必要がある。

ユーザーインタフェースはXMB(クロスメディアバー)

 オンラインの動画配信サービスを数多くサポートしているのもソニー製BDプレーヤーの特長だ。「YouTube」をはじめ、「Video Unlimited」や「DMM.TV」「hulu」「U-NEXT」など豊富なサービスを利用できる。

 さらに無線LANを内蔵した「BDP-S5100」は、DLNA/DTCP-IP対応の「ソニールームリンク」やスマートフォン連携をサポート。セカンドスクリーンアプリ「TV Side View」(iOS、Android対応)を使えば、スマートフォンやタブレットをリモコンとして利用できるほか、手元の画面でネット動画を検索したり、関連情報の閲覧が可能になる。例えばYouTubeで好きなアイドルの動画を検索し、BDプレーヤーを再生先に指定するとテレビ画面でネット動画を楽しめる。テレビがネット接続に対応している必要はない。

「BDP-S5100」の背面とリモコン。リモコンはごく普通のデザインだ

 このほか、最新のブラビアと組み合わせてより広色域のBDソフトが楽しめる「トリルミナスカラー」やBlu-ray 3D再生もBDP-S5100だけの機能だ。USBメモリーやUSB外付けHDDを接続し、JPEGやFLACといった各種ファイル再生も可能。スマートフォンで撮影した動画(3gpp、3gpp2)にも対応している。

 両モデルともHDMI出力は1系統で、ほかに同軸デジタル音声出力を備えている。USB端子は、BDP-S5100が2系統(前後に各1)、BDP-S1100は1系統となっている。

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