ソニーは7月26日、Blu-ray DIscプレーヤーの新製品として、「Sony Entertainment Network」(SEN)対応の「BDP-S590」および「BDP-S190」の2機種を発表した。9月から順次発売する。
型番 | BDP-S590 | BDP-S190 |
---|---|---|
SEN | ○ | |
無線LAN | ○ | 有線のみ |
ソニールームリンク対応 | ○ | なし |
3D再生 | ○ | なし |
SACD再生 | ○ | なし |
実売想定価格 | 2万4000円前後 | 1万5000円前後 |
発売日 | 10月20日 | 9月1日 |
BDP-S190は、「プレイステーション3」を彷彿とさせるラウンドシェイプの小型BDプレーヤー。横幅が約290ミリと、従来機種にあたる「BDP-S380」よりも3割以上短くなり、設置性が高くなった。表面をヘアライン調仕上げとして高級感も演出している。
機能面はシンプルながら、BDやDVD(CPRM対応)のほか、MP3やAAC/HE-AAC、WMAなどの音楽ファイルやJPEG画像などの再生に対応。起動時間を短縮した「高速起動モード」やディスク読み込みを高速化した「高速ローディング」も特長だ。Blu-ray 3D再生には対応していない。
SEN対応により、テレビ画面でネット動画などを楽しめる点が大きな特長。「YouTube」や「Hulu」「DMM.TV」「U-NEXT」などに加え、ソニーの「Video Unlimited」やクラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」も利用できる。
HDMI出力は1系統で、ほかに同軸デジタル音声出力、USB端子、LAN端子などを装備。外形寸法は、約290(幅)×43(高さ)×196(奥行き)ミリ。重量は約1.1キログラム。
「BDP-S590」は、無線LANを内蔵し、上記の「SEN」に加えてDLNAの「ソニールームリンク」をサポートした上位モデルだ。上部が広がった独特のデザインで、本体サイズは430(幅)×42(高さ)×199(奥行き)ミリと、薄型テレビ専用のラックにも収まりやすいコンパクトさ。天版はヘアライン加工を施した。
DLNAのクライアント(プレーヤー)機能では、同社製Blu-ray Discレコーダーや液晶テレビ“BRAVIA”で録画した番組をネットワーク経由でストリーミング再生できる。なお、楽曲ファイルのネットワーク再生は、MP3、AAC、WMA、リニアPCMをサポートしているが、FLACなどは対応していない。
iOS/Android用アプリ「Media Remote」を導入したスマートフォンやタブレットからリモート操作が可能。ボタン操作やキーボード入力などに加え、スマートフォンを振るだけであらかじめ登録した「再生」「一時停止」などの操作ができるモーションコントロール機能も利用できる。さらに同社の「Sony Tablet」と組み合わせた場合は、「コンテンツスロー再生」が可能。タブレット内の動画ファイルを再生機器のアイコンに重ねる「Throw」(スロー)操作でテレビ画面に表示できる(BDP-S590経由)。
このほか、音楽コンテンツ情報提供サービスの「Gracenote」との連携機能も用意。CDやSACDを挿入すると、タイトル名やジャケットイメージ、アーティスト名などの情報を自動的に取得する。この情報をスマートフォンやSony Tabletに表示したり、ディスク情報をもとにYouTubeやTwitterで関連情報を検索することも可能だ。
また、プレーヤーとしての機能も上位モデルらしく充実している。Blu-ray 3Dを含むBD/DVD再生はもちろん、SACDまでサポート。もちろん高速起動や高速ローディングはBDP-S190と共通だ。HDMI出力は1系統。ほかに2系統のUSB端子、LAN端子などを備えている。
→「BDP-S590」をソニーストアでチェックする
無線LAN内蔵で、ネット動画も簡単に楽しめる3D対応モデル。価格は2万3800円(税込/予定)
→「BDP-S190」をソニーストアでチェックする
ブルーレイやDVDに加え、ネット動画も再生できるコンパクトモデル。価格は1万4800円(税込/予定)
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