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ゲームに勝つためのサラウンド? ソニーからPS4と相性のいいコンパクト5.1chシステム「HT-IV300」が登場

» 2014年04月14日 17時15分 公開
[ITmedia]

 ソニーは、5.1chホームシアターシステム「HT-IV300」を5月31日に発売する。2011年発売のロングセラー「HT-SS380」の後継機。「プレイステーション4」との組み合わせを強く意識したパーソナル向けのモデルになった。価格はオープンプライス。店頭では3万2000円前後(税別)になる見込みだ。

「HT-IV300」。5本のスピーカーには65ミリ径コーン型のフルレンジユニットを搭載。1本のサイズは、スタンド込みで約140(幅)×455(高さ)×140(奥行き)ミリ。センターのみ約365(幅)×75(高さ)×75(奥行き)ミリとなっている

 六角柱の形をした小型スピーカー5本とサブウーファー、アンプ本体をセットにしたモデル。六角柱の形状を生かし、通常の“水平位置”(六角柱を立てる)のほか、横向きに寝かせた“30度上向”き、あるいは壁掛け設置として“30度下向き”が選択できる。

 スピーカーの配置パターンも柔軟だ。一般的な5.1chに加え、センタースピーカーを省略した「リアル4.1ch」、またリアスピーカーを置けない環境向けに5本すべてをフロント側に置く「オールフロント5.1ch」といった設定も用意している。ただし、自動音場補正機能は搭載していないため、細かい部分はユーザー自身で調整する必要がある。

設置角度や設置パターンが選べる

SCEのサウンドデザイナーの意見を反映

付属のリモコン

 アンプ部には、2系統のHDMI入力を装備。4Kパススルーと4Kアップスケールに対応する。

 またPS4をHDMI接続した場合、音声モードを「GAME」へ自動的に切り替える機能も装備(サウンドモードで『ClearAudio+』選択時)。同社によると、この「GAME」モードは、ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナーの意見を元に、「空間表現とゲームの進行に重要なセリフの定位感を重視したチューニング」になっている」という。このため、ゲームプレイ中に敵の位置を音で把握するなど、「ゲームの進行を優位に進められる可能性もある」。さらに映像と音声のズレを細かく(0〜300ミリ秒の間で25ミリ秒刻み)補正する機能も用意した。「PS4に必須のアクセサリーとして訴求したい」(同社)。

 サウンドモードには、ほかにもブラジルのスタジアムで音の響きを測定して作成した「サッカーモード」や、ロンドン「O2アリーナ」を再現する「アリーナモード」などを用意。サッカーモードには「ナレーションOFF」機能もあり、試合の中継を見ているときにアナウンサーや解説者の声をキャンセル(=聞こえなくする)できる。

 このほか、Bluetooth/NFCによるワイヤレス音楽再生、スマートフォンの画面をテレビに表示できる「ワンタッチミラーリング」にも対応した。

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