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ソニー、「スマートアイグラス」を開発者向けに発売意外と安い?

» 2015年02月17日 20時36分 公開
[ITmedia]

 ソニーは、開発者向けに透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition」(SED-E1)を3月に発売する。価格は10万円(税別)。アプリケーション開発支援サイト「Sony Developer World」のSmartEyeglass専用ページで販売する。

「SED-E1」とユーザー体験のイメージ

 独自のホログラム導光板技術により、透明度の高い薄型レンズを実現した両眼透過式のAR(拡張現実)端末。対応スマートフォンとBluetoothや無線LANで連携し、テキスト、シンボル、画像等の情報を視界に重ねて表示することができる。情報は視界に重ねて表示されるため、ユーザーは視認中の対象物から視線をそらす必要がない。

独自のホログラム導光板技術

 ディスプレイ部の表示解像度は419×138ピクセル。緑色の単色表示だが、256階調の表現が可能だ。約300万画素のカメラに加え、マイクや加速度センサー、ジャイロスコープといったセンサー類も搭載している。内蔵リチウムイオン充電池で約150分の連続駆動が可能だ(カメラオフ時)。重量はアイウェアが約77グラム、コントローラー部は約45グラム(いずれもケーブルを除く)。

 ソニーでは、昨年9月から先行リリース版としてソフトウェア開発キット(SDK)を提供しているが、SED-E1の発売に合わせて正式版へアップデート。ウェアラブル端末の市場拡大を見据え、多様なアプリ開発を促進する。産業用途のアプリ開発を促進するため、法人顧客に向けては、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、オランダ、スウェーデンでも同様に提供を開始する予定だ。なお、「SmartEyeglass」の一般向け販売については「2016年内」を目標としている。

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