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スマホで家電を操作する学習リモコンユニット、ラトック「REX-BTIREX1」橘十徳の「自腹ですがなにか?」(2/2 ページ)

» 2015年02月27日 17時42分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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各社のリモコン情報がプリセット

 ペアリング完了後は、アプリを起動すれば簡単に接続完了となり、アプリに「家電製品選択」の画面が表示される。使用する家電製品が「テレビ」「ブルーレイ/DVDレコーダー」「エアコン」「照明」「その他の家電製品」とカテゴリに分かれているので、ここからプリセットされている家電製品やメーカー、モデルを選択する。

家電製品の選択画面

 登録可能なリモコンの台数はカテゴリーごとに最大10台、合計50台まで。プリセットデータの名前は自由に決めることが可能だ。

 登録が完了したら、登録データをリストから選んでタップすると操作画面となる。例えばテレビの場合は入力切り替えや音量調整の画面と、カーソルや再生/停止の画面、テンキー画面と3種類が用意されている。画面の切り替えは少々面倒だが、スワイプ操作で切り替えられるのでストレスは少なく、ボタンの大きさも適切で操作しやすい。

テレビのリモコン画面(左)。カーソルボタンや再生ボタンなど(中)。テンキー画面(右)

 なお、エアコンの場合は温度のみ変更できる。風量や風向きは自動設定になり、操作できないのは少し残念だ。また、「その他の家電製品」の場合はボタンがリスト形式で表示される。

シーリングライトのリモコンも登録可能(左)。エアコンの操作画面(右)

 プリセットデータにはない家電製品やメーカーは手動でアプリに学習させることができる。筆者の手持ちの家電製品はテレビ、HDDレコーダー、照明ともに問題なく利用できたが、古いCDプレーヤーだけプリセットが用意されておらず、登録する必要があった。ちなみに登録したリモコンのデータはほかのスマートデバイスにコピーすることが可能なので、機種変更や家族間でデータ共有するときに便利だ。

タイマー機能のない機器でもタイマー予約が可能に

タイマーの設定画面

 このほか、登録済み機器のオン/オフのタイマー予約も可能で、アプリで時間を設定しておくと、予約情報がリモコンユニット本体に保存され、指定した時刻にユニットが赤外線リモコン信号を送信する。

 例えば照明を指定した時間に点灯/消灯させることも可能で、これを使えばタイマー機能のない機器も電源のオン/オフ予約が可能となる。予約情報は4件まで登録可能で、日付は1回のみ(1週間以内の特定日)と繰り返し(特定曜日)のいずれかを指定できる。

 個人的にこの製品でもっとも重宝したのは、実はこのタイマー機能だ。年末に旅行するときにこの機能を使って、防犯対策にリビング照明のオン/オフタイマーを仕掛けておいた。ペットの見守りでWebカメラを仕掛けている場合なども、この機能は便利ではないだろうか。

 筆者はリビングでよくリモコンを見失うことがあり、そのたびに部屋中を探しまわる羽目になるのだが、「REX-BTIREX1」のおかげでiPhoneをリモコンとして使えるようになり、ストレスがかなり減った。多機能リモコンに比べて少々価格が高めだが、それに納得できるのであればおすすめだ。

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