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「ユーザーとの接点に」――ツインバード工業が小伝馬町に新ショウルームをオープン

» 2015年03月17日 19時11分 公開
[ITmedia]

 ツインバード工業は3月17日、東京中央区の日本橋小伝馬町にオープンした新オフィス「日本橋ゲートオフィス」を報道関係者に公開した。16億円を投じて9階建てのビルを購入、改装したもので、1階から3階までは同社製品のショウルームにする計画だ。

日本橋ゲートオフィスの入口。斜めにラウンドした入口は、通りの人々を迎え入れるというデザインコンセプトだ

 あいさつに立った野水重明社長は、ツインバードという社名の由来でもある「お客様と私たちは一対の鳥」という考えを紹介。「しかしながら、実際にわれわれの思いを届けられているかといえば、反省点も多々ある」という。近年は公式のfacebookアカウントを運用したり、自社ホームページのリニューアル(6月予定)といったアプローチも行っているが、リアルな“体験型ショウルーム”の必要性を感じていたという。

ユーザーの声を製品企画に活かすという野水社長

 新オフィスは1階と2階を“戦略的ショールーム”とし、カフェスペースや600機種におよぶ同社の現行製品をすべて展示する棚、キッチンやリビング、浴室など実際の利用シーンを想定した体験スペースなどを設けた。今後は一般ユーザーを対象とした料理教室や新製品の体験イベント、リテール販売なども検討していく。

今後は一般ユーザーを対象としたイベントなども行う1階、2階のショウルーム全景。なお、3階は商談用になる

1階にはカフェスペース(左)や製品の開発ストーリーを展示するコーナー(右)

1階と2階は開放的な吹き抜けでつながっている(左)。2階には同社の全製品を展示しているコーナーも用意(右)

2階には料理教室なども行える広いスペースがある(左)。お風呂テレビや防水スピーカーなども手がける同社だけあって、ショウルームには浴室もある。残念ながらお湯は出ない(右)

 また新オフィスに常駐する54名の社員のうち、若手6人で構成される商品企画部門を新設した。「東京で感性を磨き、また実際の消費地でユーザーのニーズを把握して商品開発に活かす」のが目的だ。「ツインバードは、どこよりもユーザーの声を大切にする企業ブランドになる」(野水氏)。

9階にあるVIP会議室は和モダン。壁紙は和紙だそうだ(左)。屋上から東京スカイツリーを臨む(右)

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