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» 2015年11月04日 12時32分 UPDATE

ゼンハイザー、伝説的なヘッドフォンシステム「オルフェウス」の後継機を正式発表――お値段なんと約665万円

独sennheiser(ゼンハイザー)は、ヘッドフォンとヘッドフォンアンプをセットにした高級ヘッドフォンシステム「HE 1060/HEV 1060」を発表した。伝説的なヘッドフォン・システム「Orpheus」(オルフェウス)の後継機となる。

[ITmedia]

 独sennheiser(ゼンハイザー)は11月3日、ヘッドフォンとヘッドフォンアンプをセットにした最高級のヘッドフォンシステム「HE 1060/HEV 1060」を発表した。「世界最高の音」を目指して1991年に発売した伝説的なヘッドフォン・システム「Orpheus」(オルフェウス)の後継機だ。価格は5万ユーロ。日本円に換算すると約665万円(1ユーロ133円で換算)となる。

ts_orpheus01.jpg 「HE 1060/HEV 1060」

 10月上旬に日本で行われた同社の設立70周年記念イベントで披露された「HE 1060/HEV 1060」。真空管アンプとトランジスターアンプの長所を融合させた革新的な設計理念に基づき、約10年の歳月を投じて開発された最高級システムだ。

ts_zenha04.jpg 電源オフ時。真空管アンプのハウジングはカララ大理石だ

 電源を入れていない状態ではコンポーネントがすべてハウジング内に収納され、「あたかも彫像のように穏やかな美をたたえている」。電源ボタンを押すと、大理石のハウジングから、真ちゅうを削り出してクロームメッキを施したコントロール部がゆっくりと出現。さらにクオーツガラス管に包まれた真空管が徐々にせり出して光り始める。最後にガラスカバーが自動的に開き、本革製イヤーカップを備えたエレクトロスタティック型(静電型)ヘッドフォンが現れる仕組みになっている。

ts_zenha11.jpg 電源を入れるとノブや真空管が出てくる

ts_zenha06.jpg ほんのりオレンジ色に光る真空管

ts_zenha07.jpg ガラスカバーが自動的に開き、ヘッドフォンが現れる

 6000種類を超えるコンポーネントは、いずれも厳選されたもの。金蒸着セラミック電極やプラチナ蒸着ダイヤフラムのほか、アンプ部のハウジングに使われている大理石はイタリア・カララ産だ。あのミケランジェロが彫刻に用いたものと同じ素材だという。「カララ大理石には、アンプのコアを適切に保護する特性を持つ。その独自の輝きと構造は、HE 1060/HEV 1060を一種の芸術品として完成させたといえる」(ゼンハイザーのセレクト&オーディオファイルディレクター、モーリス・クワレ氏)

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ts_orpheus03.jpg ヘッドフォンのハウジング

ts_orpheus04.jpg プラチナ蒸着ダイヤフラム

 ゼンハイザーのCEO、ダニエル・ゼンハイザー氏は、『HE 1060/HEV 1060』により、私たちは再び限界を超える。ゼンハイザーは卓越した新たなベンチマークを何度でも築き上げ、ハイエンドオーディオの未来を新たに描いていく」と話している。

ts_zenha02.jpg 10月に国内で開催されたゼンハイザーの70周年記念イベントで披露された「HE 1060/HEV 1060」(当時、型番などは未公開だった)。見守っているのはゼンハイザーのCEO、ダニエル・ゼンハイザー氏

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