2日目にしてiPhoneの画面上で「ボタンをタッチ」という文字が出たらボタンを押す→歯磨きができるというフローを理解。終わった後にスパークリーくんの“ごほうび”がもらえるのが楽しいらしく、何度も歯磨きを行うようになる。最初は「大きすぎるのでは?」と思っていた持ち手も意外と持ちやすいらしい。
今まで歯磨きといえば「やだやだ」と言っていたのに、この日は初めて自分から「スクーパーくんで歯磨きする!」と言い出して母親を驚愕させる(編集部注:スパークリーくんです)。
仕上げ磨きだけ親がやってあげるようになる。向かい側からでも持ち手部分は持ちやすい。なかなかよろしい。
1回の歯磨き時間が短いと思ったようで、子供が自分でiPhoneをタップして2回目の歯磨きを実施するようになる。4日あまりでの変化に驚きが隠せず。
5日目、6日目、ともなると、もう自分で親のiPhoneを勝手に持って洗面台に向かい、勝手に歯ブラシをするようになった。本人によると「スクーパー君がかわいい」とのこと(編集部注:スパークリーくんです!)。お化けやモンスターが好きなこの年頃の子供に適したキャラクター作りに感心した。
1週間経つとすっかり歯磨きも習慣化し、「スパークリーくんがオレンジになった!」と(ごほうびでインクがもらえると身体の色が変えられる)喜んでいた。そして名前もしっかり言えるようになった。
逆に困ったのは、洗面台で使用するとき、iPhoneの置き場所がないこと。今回使っているのはiPhone 7なので水がかかることは気にならないが、なにかスタンドのように立てかけておけるものが必要だと思った。
また、アプリの画面の表示文字がかなり小さいため、4歳児の視認性を考えると少し厳しく(おそらくiPadが前提になっている)、音声だけを頼りに歯磨きをすることになる。加えてアプリではスパークリーくんが歯磨きを終えるとプレゼントがもらえるのだが、是非スパークリーくんには「ぶくぶくぺー」(=口をすすぐ)をしてほしい。子供は歯磨きを終えたところで完了した気になってしまい、最後に「ぶくぶくぺーしてないよー?」と言うと「スパークリーくんはしてないよ?」というツッコミがきたことは想定外だった。
本体は、これまで触れてきた通り、長さやブラシの大きさなどよく考えられていると思うが、シールをはったりする着せ替え用のパネル部分は注意が必要だった。ツメの部分の作りが甘いのか、パカパカと外れてしまう。ここも改善を期待したいが、全体を見ると歯磨きイヤイヤ期の子供がいるご家庭には、是非試してほしい逸品である。
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