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吸い込みながら床をふく! 新感覚のスティック掃除機「スイークルふきとりクリーナー」(2/2 ページ)

» 2016年12月12日 06時00分 公開
[片岡義明ITmedia]
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 ON/OFFのスイッチはスティックの付け根に搭載されており、足で踏みやすい位置にあるため、ボタンをポンと踏むだけで始動させることができる。スイッチを入れるたびに、いちいち腰を曲げて屈む必要がなく、なかなか使いやすい。

足でボタンを押してスイッチオン

 試しに家のフローリングを掃除してみたが、掃除機をかけずにいきなりフローリングワイパーでふき掃除をしたときに比べると、「スイークルふきとりクリーナー」を使ったときのほうが明らかにシートに汚れが付着しにくい。これなら広い面積をかける場合でも、途中でシートを交換する必要なく、一気に汚れをふき取ることができる。吸引力は、フローリングを掃除する場合はまったく非力さを感じさせず、カーペットに絡まったごみについても、コードレスクリーナーとしてはよく取れるほうだと感じた。

吸い取りとふき取りを同時に行える

 なお、ゴミ捨ては本体のサイドからダストボックスを引き出して、中のフィルターを外してゴミを捨てるだけだ。ボックスについては丸洗いが可能なので、ホコリの量が多いときは洗ってしまう方が早いかもしれない。

ダストボックスを本体横から引き出したところ
ダストボックスのフィルター

広い床を効率よく掃除できる“一人二役”のクリーナー

 使っていて気になったのは、やはりヘッドの大きさだ。ワイパーシートを取り付けられる分だけ大きめにできており、普通の掃除機に比べるとどうしてもかさばってしまう。スティックの付け根の可動範囲が広く、自在にスティックの角度を変えられるため、軽快に動かせることは動かせるのだが、構造上、隙間ノズルなどは取り付けられない。このため、どうしても狭い場所のゴミを取るのは難しい。この製品1台で家中の隅々まで掃除できるわけではなく、手持ちの掃除機と使い分けながら使用するべきだろう。

 この製品の良さが生きるのは、やはりリビングや廊下など広い面積のホコリを効率よく取り除き、ふき掃除をしたい場合だ。1回の掃除でふき掃除まで終えることができるのは、“一人二役”のこの製品ならではの機能で、慣れると普通の掃除機には戻れなくなる。フローリングの多い家には、かなりおすすめの製品である。

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