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スタートアップ企業の革新的な製品がずらり――「Amazon Launchpad」オープン

» 2017年01月18日 14時03分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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 アマゾンジャパンは1月18日、スタートアップ企業の製品を購入できる特設ストア「Amazon Launchpad」をオープンした。ウェアラブルデバイスやスマート家電、知育玩具など250以上の「国内外の革新的な製品」(同社)が並ぶ。国内のスタートアップ企業からもCerevoやユカイ工学、KAMARQなど15社が参加している。

Amazon Launchpadには250以上の「革新的な新製品」が並ぶ

 Amazon Launchpadは、Amazonがスタートアップ企業を支援する目的でグローバルプログラムとして展開しているもの。世界各国のベンチャーキャピタルやクラウドファンディングなど100社以上と協力し、革新的な新製品を発掘、消費者にいち早く届けるためのプラットフォームを提供する。日本では一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会やクラウドファンディングサイトの「Makuake」、シードアクセラレーターのABBALabと連携している。

 アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は、「将来に投資することはAmazonの基本的な信念。Amazon Launchpadを通して最先端の新製品をユーザーに紹介し、販売やマーケティングを支援することでイノベーションが生み出される機会が増え、社会に貢献できることを願っている」と話している。

同日、都内で開催された発表会の模様。前列右から2番目がアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長

 スタートアップ企業にとって大きなメリットは、開発した製品を販売するための流通網構築やブランディング、プロモーションにかける時間やコストを圧縮できること。製品の露出機会が増え、1クリック注文や迅速な配送サービスといったAmazonならではの利便性も活用できる。さらにグローバル展開を図る際には世界各国のAmazonがサポートするという。

VIE STYLEの今村泰彦CEO

 「われわれのような小さなスタートアップが、ユーザーに手元に製品を届けるまでにはいくつものハードルがある」と話すのは、VIE STYLEの今村泰彦CEO。「ユーザーにわれわれの夢と情熱を伝え、革新的な製品を受け入れてもらえる売り場を見つける、というのもハードルの1つ。Amazon Launchpadは、スタートアップにとって最良の場所になるだろう」(同氏)

同日行われた発表会に展示された取り扱い製品の数々
VIE STYLEの「VIE SHAIR」(ヴィー・シェア)は、耳が痛くならないワイヤレスヘッドフォン。メガネなどに使われる柔軟な特殊樹脂を使用し、人体に合わせてデザインした「エアーフレーム」が特徴。価格は3万9900円(税込)
BONXの「BONX Grip」は、「エクストリームコミュニケーションギア」をうたうBluetoothヘッドセット。専用アプリ「BONX」を使って離れた場所にいる仲間とグループIP通話が行える。トランシーバーなどと違い、携帯電話の電波が入る場所ならどこでも使えるのが特徴だ。またアプリはノイズキャンセリング機能も備えている。価格は1万5800円
KAMARQの「SOUND TABLE」は、振動スピーカーの技術を用い、テーブル自体を振動させて音を出すというもの。決まった時間にプレイリスト再生を行ったり、インターネットから天気情報を得て雨が降り出すと音で知らせるといった機能もある。14万4000円

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