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実は「D500」の普及型!? ニコン「D7500」は軽快で安定した王道一眼レフ(5/5 ページ)

» 2017年06月26日 12時46分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 背面モニターは3.2型と大きめサイズ。

 今回からチルト式モニターが採用されたのでローアングルやハイアングルの撮影も簡単だ。

背面モニターをチルトしてライブビュー撮影の図

 モニターはタッチパネル式なのでAFエリアの選択も簡単にできる。

ライブビュー時の画面。ライブビューのオンオフは背面のLVボタンで。

 ライブビュー時の動作は以前に比べると快適になったものの、レンズによってライブビュー時のAF速度に差があるし、ミラーレス機を使い慣れているとライブビュー時の動作に不自然さを感じてしまう(そもそも一眼レフにとってライブビュー撮影は不自然なもの、といわれればその通りなんだが)。そこを縮めるのは今後の課題か。

ライブビューを使ってローアングルの撮影。ライブビュー時は顔認識機能を使えるのもいい(16-80mm 34mm 1/640秒 F3.3 +1 ISO100)
こちらは光学ファインダーで撮影。レンズは50mm F1.8。(50mm 1/3200秒 F1.8 ISO100)
背面モニターを開いてライブビューでローアングル猫撮影。レンズは70-200mm F4。このレンズ、細くて扱いやすくていい。ISO1800に上がったが何の問題もなし(70-200mm 200mm 1/250秒 F4 ISO1800)

 D500の登場によって、責任がちょっと軽くなり(といっていいのか?)、縦位置グリップ用端子をなくし、メディアスロットを1つにできたことで、ボディも薄くて軽くなり、グリップが深く握りやすくなった。

 それでいて、中身はD500ベースなので動作は軽快で連写もこのクラスとしては強力だ。

 D7xxx系の直系後継機を望んでた人には拍子抜けした部分もあったろうけど、ミドルクラスの一眼レフとしては操作性も性能もすごく高いレベルで安定している、いいカメラである。

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