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» 2005年07月15日 17時58分 公開

Mobile&Movie 第170回:電車男「私もおめかししていきます」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”をご紹介する「Mobile&Movie」。今回は特別編として、テレビドラマ版「電車男」をご紹介。テレビ版電車男はどんな携帯を使っているのでしょう。

[本田亜友子,ITmedia]
作品名電車男
演出武内英樹・西浦正記・小林和宏
制作年・製作国2005年フジテレビ系列ドラマ


 すでに映画版「電車男」(6月10日の記事参照)は取り上げましたが、今度はドラマ版「電車男」をご紹介します。ドラマ版では、映画よりも細かいキャラクター設定で、電車男とエルメスの恋の行方を丁寧に描いています。

 人材派遣会社に勤める山田剛司の楽しみは、休日の秋葉原めぐり。ゲームソフトを探したり、アニメの声優のイベントに参加したり、山田は典型的なアキバ系。仲間とメイド喫茶でアニメ談義に花を咲かせた帰り道、山田は運命の出会いをします。

 電車で山田の正面に、モデルのような美しい女性が座っていたのです。うっとりと見とれていると、酔っ払いが現われて女性に絡み始めます。嫌がる女性を見て、山田は勇気を振り絞って、酔っ払いを撃退します。感謝された山田は女性にアドレスを聞かれ、幸せな気分で家に帰ります。

 会社での仕事はまったくうまくいかず、担当の派遣社員にも罵られ、家でも煙たがられていた山田。そんな自分が人助けをした、この興奮を誰かに伝えたくなった山田は、自分の部屋のPCを起動し、独身男が集う掲示板に事の一部始終を報告。声援や冷やかしなど、山田に向けて一斉に書き込みが集まります。そんな山田はいつしか“電車男”と呼ばれるように。

 その二日後、電車の中で助けた女性から、山田に宅急便が届きます。中には高級なカップが入っていました。それが“エルメス”の製品であったことから、女性は掲示板上で“エルメス”と呼ばれ始めます。「カップのお礼を言うべき」と掲示板で励まされ、山田は宅急便の伝票にあった名前、青山沙織の携帯番号を押します。

 “エルメス”こと青山沙織は外資系企業で働くOLで、完璧な美人のわりにおっとりした性格。山田が掲示板に励まされて電話をかけていることも知らず、その時はおしゃれなバーでお酒を飲んでいました。翌日になって、山田からの留守電メッセージが入っていたことに気付き、昼休みに山田へと電話をかけます。しかし、山田の携帯電話は何度かけてもつながりません。運の悪いことに山田の携帯電話は電池切れだったのです。それというのも、昨夜“エルメス”に電話をかけてメッセージを残せたことが嬉しくて、携帯電話を抱いて寝てしまったせい……。

 家に帰って、山田は沙織が電話をかけてくれていたことを知り、ふたたび掲示板のメンバーに相談します。彼らはカップのお礼に食事に誘うようにと山田を激励。こうして勇気をもらった山田は、ふるえながらまた電話をかけるのです。

「あっ、ああ」

 いきなり言葉につまってしまう山田に、沙織は優しく応えてくれました。山田の誠実さが伝わったのか、沙織は食事を承諾。年齢=彼女いない歴の山田が初めて、女性とデートすることになったのです。

 そこで山田は難問に気付きます。それは自分のイケてないルックス。アキバ系そのものの自分では、“エルメス”にふさわしくない。掲示板でアドバイスを求め、髪は美容院で切り、ケミカルウォッシュのジーンズを脱ぎ捨て、爽やかな香水まで購入して、アキバ系から変身してみせたのでした。いよいよデート目前の夜、山田は紗織に電話をかけます。変身した自分を

「おめかししていきますけど、笑わないで下さいね」

と言う山田。

「私もおめかししていきます」

 沙織の言葉に少しだけ緊張がほぐれた山田。デートコースの下調べも万全に当日を迎えます。そして来週の第3話で、いよいよ2人が対面します。電車男の不器用な恋は、どのように育まれていくのでしょうか。ドラマの公式サイトではエキストラを募集中。パソコンに向かって「キター!」と叫ぶ画像がテレビで放映されるかもしれません。電車男の恋を応援して、「電車男」に出演してみては?

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