薄型スマホは中国で不人気? 「iPhone Air」が売れていない理由(1/2 ページ)

» 2025年12月08日 07時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 「iPhone Air」の販売が目標に達していないというニュースを多く見かけるようになりました。Appleのスマートフォン販売台数自体は好調で、筆者の住む香港や、隣の中国・深センでも、特に「iPhone 17 Pro Max」ユーザーを多く見掛けます。一方、iPhone Airの利用者は確かにあまり見かけません。薄型スマートフォンは不人気なのでしょうか?

eSIM問題も影響

 中国ではiPhone Airの販売開始時期が他国に比べて遅れました。理由はiPhone AirがeSIMだけにしか対応していないからです。中国ではeSIM利用に制限があり、スマートウォッチのみがeSIM対応、スマートフォンでの利用は原則として不可でした。

 そのためiPhone Airの発売は1カ月ほど遅れました。とはいえ、それを抜きにしてもiPhone Airへ興味を示す中国の消費者は少なく「発売を急げ」という声もあまり聞かれませんでした。

photo iPhone Air発売翌日の深センの家電店。来客はいなかった

「Galaxy S25 Edge」も不人気、一方で他社モデルは

 中国では、iPhone Airより先にSamsungの薄型モデル「Galaxy S25 Edge」が発売されましたが、こちらも人気は思わしくありません。中国では薄型スマートフォン自体が不人気ということなのでしょうか。

photo 中国のサムスンストアでは薄型モデルより折りたたみをアピール

 2025年10月に深センのショッピングモールを訪問した時に、Lenovoストアの中で展示されていたスマートフォンに人気が集まっていました。motorolaの「X70 Air」です。motorolaは現在レノボの傘下企業であるため、中国ではLenovoの店舗でモトローラのスマートフォンも販売されているのです。

photo モトローラの薄型スマホ「X70 Air」

 X70 Airは本体厚みが約5.99mm、重さは約159g、画面サイズは6.7型、4800mAhバッテリー、プロセッサはQualcommのSnapdragon 7 Gen 4を搭載します。ミドルハイレンジモデルですが価格は2399元(約5万3000円)です。中国でこの性能でこの価格は十分リーズナブルです。

photo ミドルハイレンジのモデルだ
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  4. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  5. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  6. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  7. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  8. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. iPhone Duoではなぜか「指紋認証」が復活――カメラのアンダーディスプレイ化でダイナミックアイランドはどうなる? (2026年09月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー