Appleが9月19日に発売する「iPhone Air」は、本体の厚みが約5.6mmというiPhone史上最薄モデルです。あわせてバッテリー駆動時間を最大40時間まで延長できるアクセサリー「iPhone Air MagSafeバッテリー」(1万5800円)も12日に発売されますが、これはiPhone Air以外でも使えるのでしょうか。答えはノーです。
iPhone Air MagSafeバッテリーは、iPhone Airの背面にMagSafeで取り付けることで、最大12Wの高速ワイヤレス充電を行えます。バッテリー駆動時間を最大限に延ばすために、システムが充電の最適なタイミングを自動で判断するので、ユーザーは充電管理を特に気にする必要はないとのこと。
ここで気になるのが、iPhone Air以外のiPhoneでもMagSafeに対応さえしていれば充電に使えるのかというところ。かつてAppleの公式アクセサリーとして「MagSafeバッテリーパック」が存在し、iPhone 12シリーズからiPhone 14シリーズまでに対応していました。
つまり、iPhone Air MagSafeバッテリーは純正のMagSafeバッテリーパック復活……! と思いたいところですが、iPhone Air MagSafeバッテリーの製品ページには、互換性(対応するiPhone)にiPhone Airのみと記載があります。
さらにアクセサリー製品ページには各種アクセサリーを装着したiPhoneのイメージが掲載されていますが、中央にあるiPhone Air MagSafeバッテリーを装着したiPhone Airに対し、左のiPhone 17 Proや右のiPhone 17を確認すると、カメラ部分が干渉して明らかに装着できないことが分かります。
iPhone Air MagSafeバッテリー本体の面積を小さくして、対応機種を広げることもできたかもしれませんが、それではiPhone Airに装着した時にスペースが余ってしまい容量が確保できなくなってしまう……iPhone Air専用としたのも納得できます。
幸いMagSafeに対応したバッテリーはサードパーティー各社からも多数出ている人気製品カテゴリーで、今後もiPhone Air以外のiPhone 17シリーズにあわせた新製品が登場するでしょう。要チェックです。
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